伏見稲荷大社 後編

さて、昨日の続きだ。やっと本殿前までたどり着いた。

稲荷神社のご祭神はどなたなのか、意外と知らないよな。
正解は稲荷神であると言ったら叱られるだろうか。w


主祭神は

宇迦之御魂大神
うかのみたまのおおかみ

素戔嗚尊と神大市姫命の間に生まれた女神さまである。

この主祭神に4柱の神様を配し、5柱の神徳を稲荷大神の広大なご神威としているらしい。


写真は全部クリックで別窓拡大する。



これは内拝殿。この奥に本殿がある。




本殿の前の階段下にはここにもお狐さまが。

しっぽに狐火ついてますけど。w



こっちのお狐さまも尻尾炎上中・・・いや、火焔宝珠を付けておられる。

このお狐さまを見て、隣を歩いていた修学旅行の中学生
なんで草くわえてるんだろう
って。(笑)

思わず「いなりって稲荷と書くだろ、稲穂だよ。」と突っ込んでしまった。




これは権殿。本殿/内拝殿の代行を果たす建物である。




この階段を上ると摂社とか、様々なお社がある、





摂末社



こちらも摂末社である。




これは白狐社



これは奥宮、千本鳥居の向こうにある奥の院とは異なる存在である。





これが有名な千本鳥居へ続く奥の院への参道の入り口だ。たくさん並んでいるが、千本鳥居と言われるのはこの奥で道が二つに分かれるところからである。

動画で見て頂こう。








千本鳥居を抜けると奥の院

ここに到着したとき、お日様に照らされているのに雨が降ってきた。いわゆる
狐の嫁入り
である。お稲荷様で狐の嫁入りに出会えるとはなんと縁起のいいことだろうか。

きっと俺はお金持ちになれるに違いない。♪




奥の院の一番奥にある
おもかる石

心願を念じながら石を持ち上げ、予想より軽ければ叶い、重ければ叶い難いというものである。ここだけではなく、他の神社でも見たことがある。





さて、ちょっと下世話な話を。

千本鳥居の中に自分も鳥居を建てたいときはいくら必要なのか。

答えは175,000円である、いかがかな。




さて、参拝を終えて京阪電車の駅前に戻ってきた。駅前のカフェ




ここにもお稲荷さんのご縁が。(笑)






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伏見稲荷大社 前編


さて、なんとなく好評っぽいので調子に乗って、有名神社へ出かけてきた。

伏見稲荷大社、全国にあるお稲荷さん3万社の総本宮である。

これが表参道入口の前にある石碑。
 
写真は全部クリックで別窓拡大する。


石碑の横にはお稲荷さんのお使い、お狐さまが・・・




普通、お稲荷さんのお狐さまは狛犬のように鎮座されているが、これは・・・

ずいぶんファンキーじゃないか。w




大きな地図で見る





伏見稲荷大社の真正面、通りを挟んだ向かい側にJR稲荷駅がある。

カラーリングがすでにお稲荷さん。w




これが一の鳥居




一の鳥居をくぐって表参道を進むと、左手に摂社がある。





これは二の鳥居。向こう側は楼門だ。




一方、こっちは京阪電車伏見稲荷駅
こっちもしっかりお稲荷さんカラー。w
JRほど真正面と言うわけではないが、神社から歩いて五分ほどのところにある。




京阪電車の駅からお稲荷さんへ向かうのは、表参道ではなく
神幸道
と呼ばれる参道で、こちらは両側にお店が並ぶにぎやかなところである。

まだ、朝が早かったのでお店は開いていないが。




神幸道を進むと、お店が切れるあたりに石鳥居がある。




そこにはこんな石碑が。

気付いただろうか。表参道の正面入り口と、神幸道の入り口の鳥居の下にも
伏見稲荷大社
と書いた石碑が立っていたが、ここのは
官幣大社 稲荷神社
である。


稲荷神社の旧社格は、官幣大社であり、式内社であり、二十二社のうち上七社の一つであった。簡単に言えば、神社の中でのトップクラスであったという事だ。

戦前までの国家神道の中では、大社を名乗れるのは出雲大社だけであったので、稲荷神社と言う名称だったというわけだ。

で、意外なことに現在の伏見稲荷大社全国の神社を統べる神社本庁の管轄下にはなく単立の宗教法人なのである。

神社本庁の下にはおよそ8万社の神社があるが、伏見稲荷を総本宮とする全国の稲荷神社は3万社とも4万社ともいうから、かなりのスケールだよな。


そう書くと、お稲荷さんは他の神社と仲が悪いみたいだが、そんなことは全くない。単に戦後のGHQによる国家神道解体と宗教法人法の施行の際に別法人になったと言うだけで、きわめて良好な関係だそうだ。

それが証拠にお稲荷さんでお札を頂くときに祀り方を聞いたら、ちゃんと「お伊勢さんのお札を真中に、氏神様のは向かって右に、そしてお稲荷さんのは他の神社のお札と一緒に向かって左に」と教えてくれた。




神幸道をさらに進むと、先に楼門が見えてくる。
右下は手水舎だ。

道はここで表参道と合流する。



表参道の方へ回り込んで楼門を見上げたところ。





楼門の下には狛犬さんスタイルのお狐さまが座っていた。
向かって左、狛犬さんなら吽形にあたるお狐さまはをくわえている。お狐さまのくわえるアイテムの中でも最も一般的と言っていいかもだな。



こちらは向かって右、狛犬さんなら阿形が座る場所だが、こちらはをくわえている。



楼門を抜けると真正面に外拝殿舞殿でもあるようだ。
今はお供え物がいっぱい。




伏見稲荷大社は先の述べたように神社本庁とは別の宗教法人だし、いわゆる勅祭社でもないのだが、内廷や宮家から幣帛や幣饌が奉納されている。ある意味これもすごいことだと言えるだろう。

皇太子殿下の御奉納札がない事が気になった人もいるのではないだろうか。

皇太子殿下は内廷の方で、なおかつ天皇に即位されない限り内廷皇族(内廷の方の内、天皇陛下以外の方)の身分を離れられることはない。したがって天皇陛下が幣帛を奉納されている以上、何らかの特殊な事情がない限り皇太子殿下のお名前で幣饌を奉納されることはない

宮家の方々は既に内廷を離れられた方なのだ。だから宮家の当主の名前(=○○宮)で奉納される。

勘違いされがちだがたとえば秋篠宮と言えば、現在は文仁親王殿下だけを指すのであって、正式には妃殿下や内親王殿下、親王殿下は秋篠宮を構成される方々だが、直接秋篠宮と言う宮号は使わない。宮号は下々の名字とは異なるものなのだ。

秋篠宮文仁殿下の妃殿下とか、秋篠宮文仁殿下のお子様である悠仁親王殿下と言うのが正しい使い方だ。

したがって、秋篠宮と書いてあれば秋篠宮を構成する人たち、ご本人以下、紀子妃殿下・悠仁親王殿下・眞子内親王殿下・佳子内親王殿下の五人の方々を代表して文仁殿下が奉納したと言う意味なのである。

同様に天皇陛下と書いてあれば、それは内廷の皇后陛下・皇太子殿下・皇太子妃殿下・敬宮愛子内親王殿下を代表して天皇陛下が奉納したと言う意味なのだ。


東宮は皇太子殿下の別名に近い意味も持つが、本来は皇太子殿下の住まう場所と言う意味で、これはたとえば弟君の秋篠宮のような宮家の名前とは全く異なるものである。

また、皇太子殿下には浩宮と言う御称号もあるが、これもまた宮家の名前とは関係のない、いわゆる幼名に近いものなのだ。


三笠宮殿下のご長男であらせられた寛仁親王殿下は、いずれ三笠宮を嗣がれるであろうという見込みからか、結局今年の夏前に薨去されるまで宮家を立てられなかったが、ご結婚されているので三笠宮殿下(寛仁親王殿下の父君)とは別の奉納をされているのである。

以上のようなことから、特殊な事情がある場合を除いて皇太子殿下の奉納の札を我々下々の者が目にすることはない。

これは勅祭社でも同じことが言えるのだ。


さて、お稲荷さんは大きな神社なので、本殿に到達する前に息切れしてきた。という事で続きはまた明日






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與杼神社

昨日のエントリで、今回紹介するために写真を撮りに行ってきたというのは、以前楽天ブログで難読名称として紹介した

與杼神社
よどじんじゃ


である。


大きな地図で見る


写真は全部クリックで別窓拡大する。


社格は昨日の木嶋坐天照御魂神社と同じ郷社。そして、やはり同じ式内社

式内社とは

延喜式神名帳


に記載された神社のことである。延喜式神名帳は西暦で言うと900年代に編纂されているので、それよりは古くからある歴史のある神社の証明ともいえるだろう。

 


これが正面の鳥居であるが、非常にこじんまりした明神式の石鳥居で、この画面のすぐ外側、左側はコインパーキングの入り口、右側はコンビニと言った風情である。

 


しかし、少し中に入ると風景は一変する。

二本の銀杏の大木の間に渡された大注連縄が大鳥居の代わりを務めているように見える。

向こうに見えるのは江戸初期に豊臣秀頼によって再建された拝殿(重要文化財)だ。

 


こちらが本殿。

これは昭和50年ごろに焼失、その後再建されたものだが、本殿としては規模が大きく形式もちょっと変わっている。

ご祭神は

豊玉姫命

とよたまひめのみこと


高皇産霊神

たかみむすびのかみ


速秋津日命

はやあきつひのみこと

の3柱だ。


豊玉姫命は神武天皇のお祖母様にあたる神様である。

速秋津日命は川港の神様なので淀と言う三川の合流地点にある場所にはなじみの神様なのかな。

そして重要なのは昨日もちょっと説明した

高皇産霊神


だ。天地開闢の際、まだこの世が混沌であった時に高天原に現れた原初の神様の一柱である。

古事記や日本書紀によると、造化三神を含む別天津神五柱と神代七代の最初の二柱の全部で七柱の神様は性別を持たない独神とされているが、実際に性別が全く現れてこないのは最初の神様である天之御中主神だけで、それに続いて現れたこの高皇産霊神と、同時に現れた神皇産霊神は、前者が男神後者が女神である要素を持っているようだ。



これは境内摂社。数は多くない。

さて、この神社は淀城址公園の中にあるのだが、本殿横の通路から外に出ると、そこにも拝殿がある。それほど規模は大きくないので摂社の一つと間違えそうだが、実は全く別の神社である。



ここは稲葉正成を祀る稲葉神社だ。

歴史好きな方ならピンと来たと思うが、そう


春日局

を後妻に迎えた武将と言えば、さほど歴史に興味のない人でもイメージしやすいんじゃないかな。

 



これは稲葉神社の中にあるお稲荷さんだ。





そうそう、来月にはお祭りがあるみたいだな。






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木嶋坐天照御魂神社

さて、楽天ブログ時代にいくつか書いていた

京都『道』案内

だが、再開したいと思いつつも、時間と体力と根性が少々不足していてなかなか思うに任せない。そこで、ありきたりではあるがスポット的な案内に切り替えて京都ネタエントリシリーズを作ってみようと思う。

京都は神社仏閣が多いことでも知られるが、どうせなら日本の神様をお祀りしている神社にスポットを当ててみたい。

という事で、第一回は楽天ブログ時代に紹介した写真の使いまわしだが、

木嶋坐天照御魂神社
このしまにますあまてるみたまじんじゃ


を紹介しよう。


大きな地図で見る


京都の人でも「それってどこだ?」と聞くぐらい、本名の神社名は知られていない。

京都人には蚕ノ社と言えば一発だろうな。嵐電の駅名にもなってるし。


さて、この神社はこんな感じである。

写真は全部クリックで拡大する。楽天時代より大きく拡大できるのでうれしい。♪



太子道に面した正面から見たらこんな感じ。一番シンプルな神明式の石鳥居だ。




現在は水が枯れてしまっているが、元糺の池と言う池の中に立つ三柱鳥居

なんとも神秘的かつ宇宙的なデザインだと思う。




旧社格は郷社。つまり官国幣社や府県社より下にランクされた小さな神社である。しかし、そのことはお祀りされている神様や歴史とは何の関係もないのだ。

この神社は京都市内でも、と言うかおそらく日本でも有数の歴史を持つのではないかと思う。西暦701年の続日本紀にはすでに神社名が記載されていることや、5世紀ごろにこの地を統括した渡来系の秦氏による創建との説もあるので、5世紀ごろの鎮座ではないだろうか。

そうなると、伊勢神宮の外宮と変わらない歴史という事になる。




この双葉葵の紋は賀茂氏のものである。葵祭で知られる世界遺産、上賀茂・下鴨神社の祭司賀茂氏は秦氏との関係も良かったらしいので、もしかすると秦氏からこの神社を引き継いだのかもしれない。


さて、なぜ古いデータを引っ張り出してこの神社を第一回のネタに選んだのか。実は写真を撮りに行くのが面倒だった・・・という事も少しはあるかな。w

いやいや、ちゃんと理由はある。それは・・・次回紹介する神社の写真を撮りに行って、ご祭神の一柱が高皇産霊神であることに気づいたからなのだ。


日本の神話の中で最初に登場する神様は誰だろう。いわゆる原初神、ギリシャ神話のカオスのような存在のことだな。

面白い符合なのだが、ギリシャ神話でも原初神は一人ではなく、しかし出現に順番がある。カオスの次はガイア、タルタロス、エロスと続くが、親子関係はなくみんな原初神なのだ。←某ブログからネタを貰った。www

日本では別天津神(ことあまつかみ)五柱が原初神とされている。その中でも天地開闢の際、高天原に最初に現れたのが

天御中主神
あめのみなかぬしのかみ


であり、

高皇産霊神
たかみむすびのかみ

神皇産霊神
かみむすびのかみ


と続く。

なので、今回写真を撮りに行った神社は二番目の神様をお祀りしていたので、どうせなら最初の神様をお祀りしている神社ってことで以前のデータを利用したってわけだ。


そして、日本の神話の中ではこの三柱を特に造化三神と呼んで別天津神の中でも特別な存在としている。

もちろん造化三神を祀る神社は他にもたくさんあるが、この特殊な鳥居のこともあったし、かなり古い神社として有名だから今回はここを紹介したってことだ。

さてこのシリーズ、ボチボチってことになるだろうが続けられるといいな。






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2015-09-29更新 



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