崇道神社 後編


さて、昨日の続きだ。

画像は全部クリックで別窓拡大する。


貴布禰大神
(きふねおおかみ)

ご祭神は高龗神(たかおかみのかみ)さま。

日吉辻大神(ひよしのつじおおかみ)
ご祭神は多分、大己貴命(おおなむちのみこと)さま、大山咋命(おおやまくいのみこと)さまだろう。

恵比寿大神(えびすおおかみ)
ご祭神は事代主命(ことしろぬしのみこと)さまだと思われる。




北野天満大神(きたのてんまんおおかみ)
ご祭神は菅原道真(すがわらみちざね)公。

瓣財天大神(べんざいてんおおかみ)
ご祭神は弁天さま

宇佐八幡大神(うさはちまんおおかみ)
ご祭神は応神天皇(おうじんてんのう)をはじめ八幡神さま

市杵嶋姫命大神
(いちきしまひめのおおかみ)

ご祭神は社名のまま、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)さま




境内別社・伊多太神社(いただじんじゃ)

参道入り口の石碑に示された式内社だ。社頭掲示板によると、伊多太とは神事でよく見られる湯立の訛ったもので、この神社の神事は出雲系のものと同様であるとされている。ご祭神は伊多太大神さま、農耕神であると同時に、やはり都の鬼門守護を担っておられたようだ。




上の鳥居は西を向いている。そのため、ご社殿は上の写真の右側に写っている鳥居の右側に南を向いてあるのだ。




伊多太神社の御本殿、瓦葺一間社流造。

やはりこの神社も何らかの事情でこの場所に遷座されてきたようだ。もともとは9世紀に創建された崇道神社本体よりも古いこの地の氏神様だったようだが、明治の終りごろにこの地に遷られたようである。





伊多太神社の末社群。




さて、境内から出て参道を少し横に逸れるとこんな石碑が。

小野毛人朝臣之塋
山上140メートル

松の切株を刳りぬいた杖立には無料貸し出しの杖が差してある。至れり尽くせりだな。140メートルぐらいなら登っても知れているだろう。




え〜・・・また今度にしよう。←根性なし。w

流石にビジネスシューズでこれを上るのはきつい。^^;





行者之瀧・・・と書いてあるのかな?浅学な俺じゃ草書はちょっと心許ない^^;




行者の滝の上には小さなお塚があった。名前はちょっと判読できない。




もう一つの式内社。老朽化が激しい。




石碑は新しく設えられたみたいだな。

小野神社(おのじんじゃ)

ご祭神は

小野妹子(おののいもこ)さまと小野毛人(おののえみし)さま父子である。




観音堂

御本尊は如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)さまだ。

流石に暗くて写らないのでストロボ撮影させてもらった。




石祠に石仏様たち。




神社から出てしばらく歩くとザクロが実を付けはじめているのが目に入った。観賞用の園芸品種だと思う。同じ緑でも太陽にまばゆく、現世(うつしよ)に活きてるなって気がした。






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崇道神社 前編

何度か話題に出したことのある神社だが、今回はちゃんと紹介しよう。崇道神社(すどうじんじゃ)である。

画像はクリックで別窓拡大する。


京都市中心部から八瀬・大原を通って日本海へ抜ける街道、国道367号線・通称鯖街道沿いにこの神社はある。とは言っても市街地から離れているわけではなく、国立京都国際会館からもほど近い場所だ。

これは昭和5年に建てられた一の鳥居




明治の終りごろに建てられた社名碑。詳細はあとで述べるが、ご祭神は祟道天皇(早良親王)なのに、鳥居の扁額や社名碑には祟導神社とある。

さらに地図などで見ると崇道神社の表記になっている。謂れは良く判らないがどちらでもOKなのかもしれない。




参道を挟んで反対側に延喜式内社・伊多太神社の社名碑。碑は結構新しいが、式内社ということは延喜式巻九/十が編纂された西暦927年以前の神社ということになる。




その隣にあったこの石碑の碑文には

太政官兼刑部大卿
小野毛人朝臣之塋
だいじょうかんのぎょうぶのたいきょうをかねたる
おののえみしあそんのはか

とある。小野毛人は小野妹子の息子で、飛鳥時代の官僚である。平安京遷都の120年も前に亡くなっているのにこの地に墓所があると言うのは、平安京造営より前に小野氏がこのあたりを領地としていたということなのだろう。




鬱蒼と茂った参道脇の森。真横を谷水が流れているせいで湿度が高く、気温は低く、国道の辺りとは別世界だ。右下は昭和34年建立の二の鳥居




その森にあった良縁双樹。いわゆる連理木の一種と言っても良いのかもしれないが、細いほうの木を太いほうの木が抱き込んでいるようにも見える。




ヒバかな。新芽のライトグリーンに縁どられた濃い緑が輝いているように見えて美しい。




平成19年建立の三の鳥居。すぐ向こうはもう境内だ。






先にも書いたように非常に湿度が高いので、狛犬さんも苔生している。




銅葺一間社流造のご本殿

ご祭神は崇道天皇(すどうてんのう)。平安京を造られた桓武天皇の実弟で、皇太弟として皇位継承権第一位にあった人だ。生前のお名前は早良親王(さわらしんのう)と言う。

しかし、桓武天皇が即位するまでは早良親王に皇位継承の予定はなく、早くに東大寺などに出家していたため平城京維持を強力に推す南都六宗の寺院とのつながりが深かった。

そのため桓武天皇の即位に際して、生前退位された光仁天皇(桓武天皇と早良親王の父)の強い勧めで還俗して立太子してから後も、早良親王は奈良の大寺院との太いパイプを持たれていた。

平安京の前の長岡京造営の責任者藤原種継公が暗殺された際、その繋がりが災いし、暗殺事件に関して連座の疑いを掛けられ廃太子、幽閉、配流ということになった。それが冤罪であることを主張するため飲食を絶ち淡路島へ配流の途中現在の大阪府下で薨去されたのだ。

ご遺体はそのまま淡路へ流されたが、その後桓武天皇の周囲で皇后・夫人・生母たちが次々に病死、洪水や疫病の発生、さらには第一皇子の発病などが起こったため早良親王の祟りであるとされた。

西暦800年、繰り返される鎮魂の儀の後、とうとう淡路島から現在の奈良市に移葬し、崇道天皇の号を贈ったということだ。だから歴代天皇の中に崇道天皇の名はない。

そして、その60〜70年ほど後、この崇道神社は創建されたそうだ。




昼なお暗い森の奥、怨念を抱いて亡くなった早良親王をお祀りする神社ということで、恐怖スポットだの何のと失礼な紹介をされることが多いようだが、拝所の素屋根内側に取り付けられた照明はLED電球

崇道天皇が薨去されてから1200年余り、大丈夫、世の中は明るくなったのだと信じよう。



さて、ここからは境内社。簡素な祠が多いが、もともと崇道神社自体が明治の社格では村社、創建のご由緒とは別に、地元の小さな村の氏神様だったわけだから、村人たちが精いっぱいの思いで神様たちを勧請したのだろうから無理もない。



天照皇大神宮豊受大神宮

伊勢神宮からの勧請。天照大神(あまてらすおおみかみ)さまと豊受大神(とようけおおかみ)さまをお祀りしているのだろう。




出雲高野神社(いずもたかのじんじゃ)


下鴨神社のご祭神、玉依姫命(たまよりひめのみこと)さまをご祭神とする式内社で、もともと近隣にあった神社が災害で失われた際にこちらに遷座されたということらしい。





春日大神(かすがおおかみ)
ご祭神は春日神四柱武甕槌命(たけみかずちのみこと)さま、経津主命(ふつぬしのみこと)さま、天児屋根命(あめのこやねのみこと)さま、比売神(ひめかみ)さまだろう。

赤山大神(せきざんおおかみ)

この神社から少し南、やはり平安京の表鬼門にあたる場所に赤山禅院と言う天台宗のお寺があるが、その御本尊は赤山大明神である。次の機会に紹介したいと思うが、このお社はその赤山大明神=泰山府君(たいざんふくん)をご祭神にしていると思われる。

十二所大神(じゅうにしょおおかみ)
これはご祭神が難しい。熊野三山のご祭神である可能性が高いが、日本の原初神神世七代と地祇五代かもしれない。



さて、小さな神社なので一回で紹介してしまおうと思ったのだが、思ったより写真が多かった。中途半端な位置だが、写真の枚数がちょうど半分のここで一旦切って続きはまた明日。






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2015-09-29更新 



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