門前菓子 八坂神社の志ん古

今日紹介するお菓子は、お店では特に門前菓子と謳っていないものの、京都の人にとっては「祇園さん(八坂神社)の志ん古」として親しまれているものなので紹介させてもらう。

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祇園饅頭と言うのがお店の名前なのだが、名前はおろかお店自体もあまり目立たない。京都南座の西隣にある売店といった風情だ。お店の前には八坂神社参道の標もある。




お店のアップ。結構行列ができるので開店一番に飛び込んでみた。




これが志ん古(しんこ)。白・ニッキ・抹茶の三色があり、いずれも一本160円(税込)だ。本数をまとめた化粧箱入りもあるが、家庭用にはこうしてバラ売りもOKなのがうれしい。




ニッキのを切ってみた。中には何も入ってない。関東で言うところの素甘(すあま)、中部で言うところの外郎(ういろう)に近い。どちらかと言うとすあま寄りかな。

お店の解説によると雑穀粉や小麦粉ではなく米粉=真粉(しんこ)を使ったところから命名されたとある。しかし一般には、真粉と書くと「じんこ」と読んで玉露や煎茶の芽茶(粉茶)を指すことが多いので、米粉の場合は新粉と呼んだ方がなじみがあるかも。

いずれにせよ米粉を蒸して甘みを加え搗き上げた、昔ながらのシンプルなお菓子でとてもおいしい。怖いのは糖質だけだな。(笑)






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門前菓子 金刀比羅神社(京丹後市)の狛猫もなか

ってことで、昨日紹介した神社の門前菓子だ。

神社の項目でも書いたように新しい神社だから歴史のあるお菓子だとかいうような味付けはなし、普通に門前の名物菓子である。

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正面鳥居の真向かいに店を構えておられるのは、御菓子司 大道(おんかしつかさ だいどう)さん。普通に洋菓子和菓子を取りそろえた町のお菓子屋さんだ。




これがちょっとした手土産用にと言う3個入りパッケージ。なかなかにいい感じの箱である。

もなか単品だと1個170円(税込)だが、これに入れた場合、3個550円(税込)になる。





で、これが商品。件の狛猫さんがうまくレイアウトされている。




開封♪

こっちが阿形をかたどった表面。(どっちが表かは知らないが)




でもって、こっちが吽形をモチーフにした裏面。




大切断。

阿と吽の皮にはさんであるのは「あ・ん」と言うシャレで「もなか」と言う形態を選んだのだそうだ。

味の方は・・・皮の香ばしさも小豆の食感も美味しいもなかではあるが、俺の印象ではちょっと甘すぎるかな。京都市内の物とは少し感覚が違うようだ。






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門前菓子 八大神社のでっち羊羹

昨日の八大神社のエントリに続いて今度は門前菓子だ。

でっち羊羹は関西のお菓子だと思うが、今回紹介するのはでっち羊羹であって丁稚羊羹ではない

と言うのも「でっちようかん」と発音する和菓子には同じ名前で様々な製法があるようだからである。俺のように京都市北東部で生まれ育ったものとしては、でっちようかんと言えばこのお店のスタイルの物を指すと思っている人も少なくないだろう。もちろん他のお店でもこのスタイルの物は多く、別にこのお店が元祖というわけでもないと思うが。

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お店は昨日紹介した通り、松の木が失われた下り松の並びにあって徒歩一分程度大通りに寄った場所にある。

なので、言ってみれば詩仙堂の門前菓子であり、狸谷山不動尊の門前菓子とも言えるわけだが、やはり一乗寺下り松ゆかりのお菓子であり、従って八大神社の門前菓子であると言うのが正解なのだろうと思う。武蔵まんじゅうなんてのも売ってるみたいだしな。(笑)




店内に入ると冷蔵ショーケースがど〜んと。洋菓子が多いようだ。






喫茶メニューにも洋菓子が数多く並んでいる。




もちろんいつもどおりお抹茶と門前菓子のセットを注文。

三切れ付いているが、たぶん一本の三分の一ぐらいじゃないかと思う。これで税込み650円である。




これがでっち羊羹

粒あんに米粉をあわせて練り上げ、竹の皮に包んで薄く延ばし蒸し上げたものだ。

昔は秋にだけ栗入りのものが販売されたが、現在では通年栗入りバージョンもあるみたいだな。

地方によっては舟に入れて棹に作った水羊羹を丁稚羊羹と称しているところも比較的多いようだし、京都市内でも米粉じゃなく葛粉を使っていたり、ベースがさらし餡であったりと色々だが、粒あんベース+米粉(添加物的に小麦粉や寒天も使ってるだろうが・・・)のところはだいたいこの竹の皮で蒸し上げる製法なんじゃないかと思う。

ま、もともと丁稚羊羹って言うのは比較的安価なでっち羊羹につけられたニックネームのようなもので、本来は京都市北東部の方言で「粉と練った」という意味の「でっちた」から来た物らしい。つまり、米粉と練った羊羹という意味だな。

だから安物の羊羹という意味で丁稚羊羹と呼ばれているお菓子とは少々異なるものなのだ。また、小豆を使わず茹で汁だけで作った水羊羹だから出汁羊羹がなまって丁稚羊羹になったという話も聞くが、これは砂糖が一般的に入手しやすくなった最近の付会によるものだろう。でっち羊羹が生まれた時代背景を考えると、でっち羊羹が安価であったのは小豆の価格によるものではなく砂糖に起因したものと考えたほうが妥当だと思われるからだ。

その頃は砂糖は高価なものであったが、煉り羊羹は莫大な量の砂糖を使って作るのに対して、でっち羊羹はかなり少ない量の砂糖で作られる。もちろん晒し餡ベースの煉り羊羹に比べて粒あんのでっち羊羹は小豆の使用量も少なめにはなっていただろうが、高級品とお手軽品と言う価格差は砂糖に起因したものだと思う。

そもそも、でっち羊羹は小豆と砂糖以外普通の羊羹(寒天で固めた煉り羊羹)と共通する要素はないので、羊羹と呼ぶのもなんなんだが、もうすっかり定着した名前だから仕方ないんだろう。


味のほうは煉り羊羹とは対極にある。大量の砂糖のおかげで長期保存が利く煉り羊羹(普通の羊羹)はある意味小豆のジャムのようなものだし恐ろしく甘い。ジャムにとろみをつけるペクチンの代わりに同じ多糖類の寒天を使っているというわけだ。

それに比べると一週間程度しか日持ちしないでっち羊羹はあっさりした優しい甘みで、下手をすると一本丸ごといけそうな旨さだ。この一食分でそうだな、3〜40グラムくらいだろうか。カロリーはせいぜい100kcal内外だと思うが糖質は15〜20グラムくらいあるかもしれない。甘みの少なさにだまされるってやつだな。^^;






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今日の七十二候 9月2日 処暑末候:禾乃登
(かのとう / いねすなわちあがる)




            

門前菓子 くろ谷の八ッ橋

実はこの門前菓子のカテゴリが「神さま仏さまはウマい♪」になっているのは、いずれ八ッ橋だけは紹介する必要を感じていたからなのだ。普段、神社仏閣の紹介においてほとんど神社に特化しているから、仏様がらみってのはかなり少ない・・・でも先日六地蔵めぐりをやったからそうとも言いにくくなってきてはいるがな。(笑)

そう、八ッ橋はお寺の門前菓子が発祥なのだ。浄土宗大本山・くろ谷・金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)というお寺が平安神宮の近くにある。昔、このお寺への参道に向い合せにあったお店が出していたお菓子が八ッ橋だった。

八ッ橋の名前は、日本の筝曲の基礎を築いた八橋検校に由来する。八橋検校の菩提寺はこの金戒光明寺の中にある塔頭の一つ常光院なのである。

八橋検校は1685年に没しているが、その四年後、金戒光明寺への参道で今回紹介する二軒のお店が八ッ橋の販売を始めたそうだ。

ところで、八ッ橋というとどんなものを想像する?

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これが八ッ橋だ。肉桂(ニッキ / シナモン)の香りが効いた筝の形をした焼き菓子である。

いわゆる「おたべ」のようなお菓子を想像した人も多いんじゃないだろうか。あれは生八ッ橋に餡を挟んだもので、八ッ橋そのものではないのだ。




これが生八ッ橋。あっさりした甘さで、つい食べ過ぎてしまう危険物だ。(笑) 黄色の方がスタンダードなシナモンフレーバー、緑は抹茶味である。





で、これが粒餡入り生八ッ橋。おたべを筆頭に、各メーカーから出ている京都を代表するお土産になっていると聞く。


実は、おたべは八ッ橋メーカーとしては昭和に入ってからの創業で新しい会社だし、本社も金戒光明寺の近くではなく南区のほうだ。

また、粒餡入り生八ッ橋の開発メーカーでもないようだ。今回紹介する二社は前回の東京オリンピックの年に発売しているが、おたべが世に出たのはその2年後である。ただ、京都の各八ッ橋メーカーはどのお店が発明したと言うことは言っていない。京都に共通するおいしいお菓子という位置づけのようだな。

株式会社おたべは、そのマーケティングにおいて手腕を発揮し、粒餡入り生八ッ橋を京都を代表するお土産にすると同時に、おたべブランドも京都を代表するものに押し上げたようだ。でも、古くから続くお菓子屋さんたちは、その活躍についてとやかく言うことはしていない・・・少なくとも現在は。





これが参道。生体肝移植やiPS細胞の研究で有名な京大病院正門前の交差点からちょっと東に入ったところだ。写真の奥の方に見えるのが金戒光明寺の屋根である。

実はこの道にはもっと近くに二つの社寺がある。右手に見えるコインパーキングの看板の向かい側には聖護院門跡の正門、そしてその看板の向こう側の森は須賀神社だ。


それでも、この道は「くろ谷さんの参道」であり、写真向かって左手前が西尾八ッ橋、向かって右少し奥にある丸いマークの大提灯が聖護院八ッ橋、二軒とも「くろ谷さんの門前菓子である八ッ橋のお店」なのである。





西尾八ッ橋本店。創業は元禄二年で同じだが、少しだけこちらの方が早く、最古の八ッ橋屋さんを名乗っている。何となくシンパシーを感じる店構えだ。(笑)




聖護院八ッ橋本店
。以前紹介した三宅八幡宮の鳩餅の製造も請け負っておられる。




これが焼き菓子である本来の八ッ橋。さまざまなサイズがあるが、一番小さいものを求めた。以降紹介するものは一番小さいパッケージばかりである。

3枚入×4袋で250円(税込)。賞味期限は3か月ほどだ。




生八ッ橋。1枚の中央部に切れ目が入っていて、縦に切り離せる。上で紹介した写真は各一枚を切れ目で切り離したものだ。

ニッキと抹茶合わせて185g、だいたい各5枚入っている。税込250円で賞味期限は一週間。




「聖」は聖護院八ッ橋の発売している粒餡入り生八ッ橋だ。基本がニッキ味に粒あんというもので、これは「おたべ」を筆頭に全メーカー共通といえるだろう。西尾八ッ橋のブランドは「あんなま」、その他有名どころとしては井筒八ッ橋の「夕子」があるが、中小メーカーを含めると「おぼこ」「小町花伝」から「つぶあん生八ッ橋」とストレートなものまでさまざまある。




「おたべ」のバリエーションの多さは京都土産を求める際に見たことのある人も多いだろうが、ほかのお店も努力しておられる。これは「聖」の桃味。^^;




上が桃味、下が黒ゴマ味。黒ゴマは各メーカーから出ていると思う。封を切ると大変なことになるのでパックしたままでカンベンな。

聖護院八ッ橋のこのシリーズは各5個入りで270円(税込)、賞味期限は2週間だ。




西尾八ッ橋のも負けてはいない。これは「あんなま」のラムネ味である。5個入で250円(税込)。賞味期限は一週間。




カットしてみた。薄い水色の皮と白あん・・・味は・・・ラムネ味だった。(笑)




そうそう、標準的な粒餡入り生八ッ橋のカットモデルはこれだ。


このエントリは件のDeNAのサイトにはアップしないつもりである。あのサイトは1エントリ1軒のお店という原則もあるし、ちょっとほかにも掲載しにくい事情が・・・



これは生八ッ橋の生地で粒餡を包んだ一口饅頭である。西尾八ッ橋の製品だが、関東方面からの中学生の修学旅行生に大人気・・・かもしれない。w




おまん6こ入り250円(税込)、賞味期限は一週間。

ま、こう言うことだ。(笑)

 


 



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門前菓子 下鴨神社の申餅

以前に紹介した通り、下鴨神社の門前菓子と言えばみたらし団子である。⇒そのエントリ。

しかしながら、かつて下鴨神社にはもう一つの門前菓子があった。それが今回紹介する申餅(さるもち)である。みたらし団子が下鴨神社の摂社・井上社の例祭、みたらし祭に由来するものであるのと同様、明治の国家神道による神社の制度化までは葵祭に由来する申餅と言うものが存在していたと伝えられていた。

葵祭は文献にある記録だけでも1470年前から行われていた古い祭だが、この申餅がいつごろから食べられるようになったかは定かでない。

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国家神道が制度化されたころに廃れた申餅であるが、4年ほど前に神社や地元の和菓子店が協力して復活させ、下鴨神社の鳥居前に休憩所を設けて販売するようになった。




お店の名前は餅の名前にちなんで「さるや」さんと言う。




店内風景。セルフサービスの茶店である。




普段ならお抹茶を頂くのだが、メニューにお抹茶がない。まめ豆茶と言うのが売りらしいのでそのセットを頂くことにした。もちろん熱いお茶である。




これがそのセットだ。大角の角(八寸四方で四隅を面取りした)折敷(おしき:三方の台がないヤツ)に載ってくるところが良いな。お茶がガラスの急須なのは、お茶の出具合を確認するためなのだろう。




これが申餅。

小さなお餅である。お餅は小豆の茹で汁で搗いてあって、砂糖を含ませた柔らかいものだ。羽二重餅の系統だな。現代のことだからトレハロースや水飴も使われているのだろう。

このオレンジがかった朱色は朱華色(はねず色)と呼ばれる親王の袍の色だとして都人に親しまれたと言う。上の文字の色がwebcolorにおける朱華色(唐棣色とも書く)だ。

なお、現在の親王の袍の色は黄丹色である。




餡は粒あん、あっさりした味かと思いきや、結構コクのある甘さだった。




まめ豆茶。色が見えにくいので行儀が悪いが茶碗に口切で入れさせてもらった。

丹波の黒豆を炒っただけの物
で、ちゃんと色が出るまでに五分くらいかかる。昔は潔斎期間中の神職の飲み物だったとか。丹波にはかつて賀茂社の社領があった関係から、100%丹波黒豆のみを使用しているとのこと。

なのでお茶が出終わった後の黒豆も食べられるようになっている。添えられた木製の匙で豆を取り出し、小皿に添えられた塩を付けて頂く。たくさん豆が入っていたので、五つ六つ食べようかなと思って口に運んだのだが、あまりの旨さに全部食べてしまった。(笑)

それと・・・余談だが豆を取り出す匙は付いているが、お餅を食べるための黒文字は添えられていない。一口サイズなので、手づかみでどうぞ♪






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門前菓子 北野天満宮の粟餅

学問の神様、菅原道真公をご祭神さまとする北野天満宮は多くの参拝客でにぎわうところから門前にはさまざまなお店がある。

その中でも、いわゆる門前菓子として一番有名なのがこの粟餅(あわもち)であろう。

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お店の名前は澤屋さん。北野天満宮の鳥居を望む今出川通に面した場所にある。




ただ、お店の名前は暖簾の隅っこにしか書かれておらず、看板や暖簾のメインには粟餅あわ餅阿王餅など、商品名のアピールを中心に据えておられる。

看板には天和二年の創業とある。1682年、五代将軍綱吉公の時代だそうだが、八百屋お七の放火事件のあった年と言えば通りがいいだろうか。




キッチンカウンター(ここで粟餅を丸め、きな粉やあんこを付けるのだ)の奥には阿王餅所の看板が。いよいよもって店の名前が出てこない。




店内は狭いが木地を活かした調度で落ち着いた雰囲気である。




北野天満宮の御朱印入り名物表記の駒札。




餡餅二個ときな粉餅一個の紅梅セット。お抹茶付きで750円(税込)だ。お餅だけなら450円。たくさん食べたい向きには餡餅三個ときな粉餅二個の白梅セット600円(お抹茶セット900円)もある。




粟餅は粟特有の香りと食感がある、歯切れがよく適度な伸びと口当たりを持つお餅だ。きな粉も漉し餡も控えめな甘さできな粉や小豆の風味が生きている。

粟餅は米のお餅に比べると熱量・糖質ともに一割ほど低いだけでなく食物繊維が二倍、糯米にはほとんど含まれないビタミンEがそこそこ含まれた健康的な食品だと言えよう。






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門前菓子 平安神宮の六方焼

平安神宮自体が来年でやっと創建120年の新しい神社なので、参道の茶店のような形で門前菓子として発展したものはない。しかしその中でも創業90余年と言う大正時代からのお店があったので紹介しよう。

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お店の名前は六方屋。和菓子屋さんではなく、昭和の香り漂う喫茶店のイメージだ。メニュー建ては甘味処って雰囲気かな。




狭い店内は本来造り売りが主体で、店内で食べられるようにしたのは付け足しなのだろうと言った感じを受けた。




気さくなおばちゃんがいろいろ話してくれたり、お店のデコレーションも俺などの世代には懐かしい昭和の香りだ。




そうそう、お菓子はいくつかあるが、お店の名前の通りメインは六方焼である。日本全国どこにでもあるお菓子だが、こうして熱いほうじ茶、抹茶と一緒に頂くとその優しい味に癒される。セットで一人前600円(税込)。




六方焼のアップ。六方焼は漉しあんが多いと思うが、ここのは粒あんだった。




窓のところに謎のグラス

何か謂れがあるのかと尋ねてみたら、そのおばちゃんが友だちから貰ったものだそうだ。扇面の紙が変色してきたので捨てようと思ったが、骨は良いモノを使っているので、この季節お客さんにプレゼントしてくれと言う事だったらしい。

団扇を貰うことは多いが、扇子ってのは珍しい。




ってことで一本もらって帰り、責を外して開いてみた。両面張りの白扇・・・やっぱりどう見ても結納の末広だよな、これ。(笑)



ある方(匿名希望(笑)さん)から、この扇は投扇興練習用の物ではないかと言うご指摘を頂いた。そう言えばと思って投げてみたらこれがまたまっすぐうまく飛ぶのだ。w

ただこの扇は骨長20センチ、調べたところ投扇興で用いる物はもう少し大きく25センチくらいらしいので、残念ながら投扇興用の物ではなさそうだ。







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今日の二十四節季 8月7日 立秋 (りっしゅう)
「初めて秋の気立つがゆへなれば也」


今日の七十二候 8月7日 涼風至
(りょうふうし / すずかぜいたる)




            

門前菓子 豊国神社の豊太閤

今回紹介するのは厳密に言えば御用達のお菓子であって門前菓子とは少し異なるのだが、門前のお店で売られているのでこの際OKってことで。

お店の名前は甘春堂(かんしゅんどう)東店。他にも何店舗かあるのだが、この東店が門前にあるのと、近隣にある本店には喫茶室がないのでこちらを選ばせてもらった。

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ちょっとレンズに曇りがあったのに気付かなかったので、写真がダメダメさんなのは勘弁してくれ。

上にも書いた通りこのお店は豊国神社のすぐ前にある東店だ。




創業は慶応元年と言うからそれほど老舗と言うわけではないが、それでも当代で六代目。暖簾を大事にされている雰囲気は充分以上に伝わってくる。

知っての通り慶応という元号は明治の直前の元号だ。そして現在の世の中とも大変かかわりが深い。もちろん大政奉還、江戸幕府の終焉と言う社会の大きな変革もさることながら、この直前の元号である元治から改元する際、新しい元号の候補として挙がったのが慶応と平成だったのだ。

結局その時は慶応が採用され、平成の登場は120年余り後まで待つことになる。




お店に入ると一番に目に入るお菓子の数々がディスプレイされた空間。




こちらはショーケースの中。結構高価だが、左側の抹茶茶わんはこのお店の二代目さんが開発された「お菓子でできた茶碗」なのだそうだ。数回はお抹茶を点てることができて、その後は割ってお菓子として食べられるとか。シナモン風味とのこと。




これが豊国神社御用達のおまんじゅう、豊太閤(ほうたいこう)




1個40グラムぐらいとやや小ぶりな焼き菓子の饅頭である。上面には太閤さんの船印をモチーフにしたひょうたんの型があしらわれている。




中身は白餡に柚子を効かせた柚子餡だ。かなり甘味が強い上、香りも独特なので好みは分かれるかもな。




姉妹品として(しほり)そば餅がある。いずれも同じサイズだがデザインと餡子のみならず、色やテクスチャから見るに皮のレシピも異なるようだ。




松尾芭蕉の誹風から名前をもらった撓は焼印が押してあり、オーソドックスなそば餅(そばまんじゅう)は黒ゴマのトッピングだ。




カットしてみたところ。撓は黄身餡そば餅は漉し餡だった。シリーズの思想からは外れるが、俺としては黄身餡の撓が一番好みに合った。まぁ、とても甘いので一回に半分くらいが限界っぽいが、^^;

お値段はいずれも1個120円(税別)である。




こちらはお店で頂いたお抹茶セット、700円(税別)。




季節の生菓子(七月は葛饅頭)とお干菓子(七月は「水」と言う名前の落雁)が付いてくる。流石に全部頂くのは厳しかったので、半分弱ほど頂いて残りは黒文字と一緒に持って帰った。






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雑節 7月29日 夏土用の丑の日
(なつどようのうしのひ)




            

門前菓子 下鴨神社のみたらし団子

全国に数多ある門前菓子の中でもこいつは知名度トップクラスと言っていいだろう。ただ、ここが発祥の地だと言う事はそれほど知られていないのかもしれないが。

お店の名前は菓匠・亀屋粟義(かめやあわよし)さんの加茂みたらし茶屋である。

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下鴨神社(正式には賀茂御祖神社)は南北にバス停3つ分(下鴨神社前・糺の森・新葵橋)の長さがあるが、一番北のバス停(下鴨神社前)の近くにあるこのお店が今回紹介するお店だ。

お店の前に石碑があるが、南無妙法蓮華経のひげ文字の下に鬼子母善神さまのお名前が見える。鬼子母神さまは護法善神さまの一柱で法華経の守護神とされることから日蓮宗のお寺でお祀りされていることが多いそうだ。




お店の南隣にはお庭とお席がある。ここでもお茶とお菓子を楽しむことができるようだ。




お庭の奥には鬼子母神さまをお祀りする祠がある。




お店に入ると窓際に3テーブル14席の喫茶席がある。さらに奥にも15〜6席があるようだった。ただ、全体としては狭いので大荷物を持ってたりするとちょっと座れないかも。




厨房前のレジ周りには季節の生菓子が置いてある。もちろんテイクアウト可能だが、基本的に当日限りの消費期限だと思う。もちろんみたらし団子のテイクアウトも同じだ。

みたらし団子はたれにどっぷり浸った形で厚めの袋に入っているので、持ち帰ってそのまま湯煎すれば温かいものを食べられる。




こっちは日持ちする系統のお菓子。だが、この季節にお汁粉は・・・^^;




お店で頂いたのはみたらし団子一皿、三串だ。税込420円である。

一串およそ25グラムの団子と5〜10グラム程度のたれだと思う。団子は上米粉を使ったもので、一般的な団子よりしっかりしているが粉の精白度が高いため歯切れはとても良い。

たれは黒砂糖醤油味だ。一般的なものに比べると甘く感じられるだろう。それは醤油が上品だからであって、全体としてあっさりした味付けである。この味わいだから焼いた団子の香ばしさと相まって最高の味覚を楽しめるのだと思う。

もともと団子は米粉だけで作られて蒸し上げたもので、それを神前にお供えする神饌の一つであった。古い文献では団喜とされている例があるようだ。以前、みたらし祭りのエントリで紹介した通り、神前には白い団子のままでお供えする。

だからお下がりを戴ける頃には団子が固くなっているので、それを焼いて甘いたれをかけたのだとか。こうしてみたらし祭りのお供えのお下がりがみたらし団子になったのだそうだ。

一般的にスーパーで売られているようなみたらし団子の場合、100グラムで200kcal、糖質45グラム程度なのだが、甘さの少なさや余計なとろみもないから多分七掛け程度だろう。ってことで一人前推定126kcal / 28グラムぐらい、おそらく糖質はもっと少ないのではないかと思う。




メニューに添えられていた昭和初期の写真、なんかいいよな。






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門前菓子 城南宮のおせきもち

今回は国道一号線に面した「おせきもち」である。

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お店の駐車場から看板を写してみた。前の道は国道一号線、200mほど先に名神高速道路の京都南ICがある。道の向かい側、石灯籠と看板のある部分が城南宮への参道入り口だ。




お店全景。すっきりとした店構えで京都らしいのだが、国道沿いのお店としてはちょっと目立ちにくいので見落とさないように注意が必要かも。




お店に入ると、まずは販売カウンターが目に入る。中心商品は店名にもなっているおせきもちおはぎである。どちらも生菓子で日持ちしないので、お餅屋さんと言う特性を生かした日持ちするお菓子としてあられなどもあるようだ。




販売カウンターの向かい側には喫茶席が少しある。東向きに開いた大きな窓だが、上手く採光量を調整してあるので落ち着いたいい雰囲気だ。




メニュー。基本はおせきもちかおはぎと飲み物だが、ここはやはりおせきもちとお抹茶のセットが良いだろう。お餅の数は好きに選べるが、まぁ、基本はやはり2個かな。

おせきもち2個とお抹茶のセットで税込780円である。




2個とお抹茶のセット。お店に入った時にお冷代わりの冷茶、そしてメニューのお抹茶、さらに熱い玄米茶もついてくる。お餅だからな、飲み物が足りなくなると具合が悪いと言う配慮だろう。

おせきもちはいわゆるあんころ餅の一種であるが、餡で包んであるのではなく、餅が餡の笠を被ったような形状になっている。これは、このお店の原点である江戸時代に話が遡る。

もともと鳥羽街道と言う京都への街道沿いの茶店で、旅人達に餅を食べさせていた「せき女」と言う人がいたことが始まりと言う。その心を込めた餅は編笠の裏に並べて提供されていたそうだ。

おせきもちと言うのは商標として始まったものではなく、その餅のうまさとせき女の心根が評判となり、誰言うともなく「おせき餅」と呼ばれ後世に名を残したのだとか。

明治維新、鳥羽街道も鳥羽伏見の戦いで戦災に見舞われたが、昭和に入り現在の国道一号線である京阪国道の開通とともに現在地に店を移したらしい。その原点に因んで餡の傘を被った餅の形をしていると聞く。




2個セットにするとベースのお餅が白餅と蓬餅になる。大変コシの強いお餅だ。お土産に買うのも良いが、消費期限は当日限り、おそらく朝買って夕方には少し固くなってるだろうと思う。

搗きたての朝一番ですら普通の黒文字一本では切るのに苦労するぐらい粘りとコシの強いお餅だった。お茶席用の長いヤツを二本とか、ナイフとフォークが欲しいぐらいだったな。(笑)






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