第1回カーボンチャレンジ:恵方巻き

耐糖能と言う言葉がある。簡単に言えば糖質を摂っても血糖値が異常高値を示さない、糖質の処理能力のことである。健康人なら糖質を取るとすぐに追加インスリンが分泌されて、血糖値を一定以下に抑えてくれるが、糖尿病患者ではそれが間に合わず血管や神経を傷害したりする食後高血糖が引き起こされると言うわけだ。

糖質制限で有名な江部先生によると2型糖尿病患者で体重64kgの男性において、1gの糖質の摂取が3mg/dlの血糖値上昇を引き起こすと言うことだ。例えば食前の血糖値が100mg/dlであった場合、27gの糖質を摂取すると食後の血糖値が181mg/dlになり、高血糖による合併症の危険を惹起すると考えても良いだろう。

27gの糖質と言うのは73gの米飯相当である。0.2〜0.3合くらい、ご飯茶碗半分程度の量と考えて良いだろう。これだけを食べても危険領域に入るから糖尿病ってのは厄介だと言うわけだ。

一方で、充分コントロールされている糖尿病患者と、コントロール不良の糖尿病患者では当然糖質を処理できる耐糖能に差があるはずだから、その辺りを勘案せずに十把一絡げで1gが3mg/dlと決めつけるのはどうかと思う。もちろん目安として考えるのに適切な数値であることを否定するものではなく、自分の人生をよりよくし、適切な治療を行うためには自分自身の身体と能力を知った方が良いだろうと思うのだ。

ってことで、一度炭水化物をしっかり食べて、自分の耐糖能がどの程度なのかを実験してみようと以前から思っていた。幸いなことに昨年夏から始めたダイエットで、現在はコントロール良好な状態にあるので、一食ぐらい無茶をしても死ぬことはないだろう。(笑)

空腹時血糖 100mg/dl前後、食後二時間血糖110〜140mlg/dl、HbA1c(NBSP)5.6%と、正常値と言うには微妙に高めだが、糖尿病患者としての血糖コントロールとしては悪くない状態にある。

一方、体重は65kgくらいでBMIは21.5、体脂肪率15%内外と言う状態なので、インスリン抵抗性は消滅しているようだし、C-ペプチドの値は1.9ng/mlと、空腹時における糖質処理能力はある程度復活していると想定される。



さて、言い訳はこんな物にして、何をやったかと言うと、せっかく昨日は節分だったので、コンビニで恵方巻きを買って来て丸かぶりして見たと言うわけだ。

選んだのはこれ。

画像は全部クリックで別窓拡大する。


サークルKサンクスの商品だ。せっかく無茶をするんだから、ちょっとリッチに海鮮恵方巻きにした。




栄養成分分析が記載されているのはコンビニの強みだな。しかし・・・

熱量の541kcalは良いとして、炭水化物87.2g・・・いきなりハードルを上げ過ぎたかな。(汗)

内容物から考えて95%以上が糖質だろう。江部先生の理論に従うと単純計算で250mg/dlくらい血糖値が上昇するってことだよな。まぁ、そのくらいなら死ぬことはないと思う。^^;




端っこ。きゅうり魚卵玉子焼き鮭(ニジマスのようだが)カニっぽい何かえびが具に入っているのが見える。

結構旨そうだ。




ど〜ん。w

重さを測ったら290gだった。70%がご飯だとしても炭水化物量は74g程度、と言うことは甘味料じゃなくて砂糖なんだろう。

と言うことで食べる。

これだけじゃ寂しいから、もやしとエリンギの和風スープを作って添えた。それ由来の糖質は5g程度である。


で、測定



あれ? (笑)

いや、嬉しいんだけどさ。なんか納得いかねぇ

これまでの積み重ねで俺の耐糖能が思った以上に回復していたこともあるだろう。しかし、それにしても結果が良過ぎるじゃないか。

もしかして使われている原材料に糖アルコールや食物繊維が多く含まれていたのか?




待て待て、「酢飯」でまとめるなよ。(笑)

常識的に考えれば酢と砂糖と塩、化学調味料で味付けしたご飯だと思う。そうだとしたら含まれている炭水化物は高純度の糖質からできてることになるし・・・セルロースやシクロデキストリン(環状オリゴ糖)は改質剤だから数値に影響が出るほどの量を入れるわけもないし、実際着色料より下の方に書いてあるってことはかなり微量しか入ってないはずだ。

ソルビットは糖アルコールだけど、カロリーも血糖上昇効果も砂糖と変わりないし、おそらく乾燥防止剤として少量使われているだけだろう。


ん〜・・・判らん。まぁ、思ったよりいい結果が得られたので良しとしておこうか。



とは言え、流石に今朝の空腹時血糖はいつもよりビミョ〜に高め。まぁ、ぎりぎり正常値の範囲だし、100mg/dlを超えることは珍しくないので、やっぱり思った以上に良い結果が出たんだと思う。カメラを用意する間に電源が切れちゃったので、メモリー呼び出しで撮影。^^;

と言うことで、あまり頻繁にやると身体への負担が怖いので、月に一、二度のペースで糖質制限のストレス解消とブログネタの取材を兼ねてこのチャレンジシリーズをやろうかと考えている。

スピンオフサイトにも、もう少し丁寧な言葉遣い(笑)でクロスポストする予定だ。






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今日の二十四節季 2月4日 立春 (りっしゅん)
「春の気たつを以て也」


今日の七十二候 2月4日 東風解凍
(こちかいとう / はるかぜこおりをとく)




            

糖尿病、ビミョーに悪化

注意:俺は医療従事者ではなく、医学に関する専門知識を有する者でもない。このエントリに記されたことはII型糖尿病患者である俺が医師の治療を受けながら、自分自身でも試行錯誤した結果得られた個人的な体験を記したものである。従って、同様の試みを別の人が行っても同様の効果があったり好ましくない副作用がなかったりと言う保証は全くない。もし読後にこの情報を参考にしてもらう場合は、適切な専門家の指導のもと自己責任で行われることを強くお奨めする。

いつも8週ごとに行く糖尿病の診察を受けに行ってきた。

検査結果はクリックで別窓に全部が表示される。



前回やっと全部のフラグが倒れたのだったが、今回はわずかに数値が悪化、再びHのフラグが立ってしまった。

まぁ、数値に振り回されて一喜一憂することもないし、診察したドクターも、俺のダイエット法は正しい方向なので、一回ぐらいの数値変動は気にせず自分のペースでダイエットして下さいってことだったから良しとしよう。現在、減量を止めるために徐々に熱量と糖質の摂取量を増やして行ってるのだが、そこに主因があるのだろう。

この一週間ほどは一日当たり1650kcal / 100グラム程度の摂取量で、体重は64.9kg、体脂肪率17.5%だ。ま、体脂肪率はインピーダンス計だから参考程度にしかならないがな。それでも摂取カロリーと糖質量を安定させたら血糖値とHbA1cももう少し低いレベルで安定するだろうと期待している。

それより、ふと気づいたことがある。糖尿自体より脂質の値が非常に良くなっているのだ。もともと基準値内だったのだが、今回のダブル制限で血糖値を始末してやろうと思い立って始めたダイエット、どうやら脂質改善にもかなり役だったようだ。

検査項目中性脂肪 HDLコレステロール  LDLコレステロール 
基準値
(傾向)
40〜149mg/dl 
(少な目の方が良い) 
40.0〜99.9mg/dl 
(多い目の方が良い)
65〜139mg/dl 
(少な目の方が良い)
 2013年07月02日 112mg/dl 51.7mg/dl 111mg/dl 
 2013年12月17日 40mg/dl 94.5mg/dl 86mg/dl 

スピンオフサイトでも解説したが、脂質については糖尿病より簡単な単純化した生活習慣の改善でよくできるのだそうだ。

中性脂肪(トリグリセライド)は酒やめ糖質を減らせば改善できる。
HDL(善玉)コレステロールは運動を増やし禁煙すれば改善できる。
LDL(悪玉)コレステロールは飽和脂肪酸を減らせば改善できる。

のだとドクターは言っていた。図らずも糖尿の改善策がこのパターンにハマったってことなんだろうな。いろいろな細かい要素はあれど、これが実際に一番効果があるのだそうだ。一応、実践するのなら専門家に相談してからにしてくれ。






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国際小包

海外通販(個人輸入)で買ったSMBG(血糖値セルフモニタリング)測定器のテストストリップ(試験片)が届いた。

画像は全部クリックで別窓拡大する。


小さな箱入りだ。




箱の中には小さなボトルが入っていて、その中に下にあるようなテストストリップが納められている。で、こいつが結構いい値段するんだよな。

日本では通販で買えなくなっているので調剤薬局に予約するか置いている薬局に出向くしかないわけだが、だいたい一枚110円ぐらいする。一回使い切りなので一回血糖値を測るたびに缶コーヒー一本飲んでいるようなものだ。

で、アメリカから個人輸入すると一回のロットにもよるが、送料込みで一番割高な場合でも一枚109円、割安な場合だと90円以下で購入できる。一回で20円変わってくると結構バカにならない差額が発生するので俺はこの個人輸入で買っていると言うわけだ。

つか、何故か日本で買うとこの小さなボトルの中にテストストリップが25枚入っているのであるが、アメリカで買うと見ての通り50枚入りだ。附属品(IDチップと説明書、ボトル、色違いの外箱)は全く一緒だから、日本のブツはそれだけでもコスト高になってるんだよな。ボトルにはきっちり詰めたら60枚くらいは入りそうだが、それをやると取り出せなくなるかもな。w

あるいは外装箱の下にある黄色のラインに書かれた「小売店での販売用ではありません。」と言う文言になにか秘密があるのだろうか・・・医療機関向けのバルク販売とか。




今回はU.S.Postal Serviseの小包で届いた。料金が切手で貼ってあるのが何とも。ま、日本でもたまにやる人がいるけどな。(笑)

37セント切手が33枚、12ドル21セントだな。なんでもアメリカでは額面金額が書かれていない切手が主流になってるとか聞くので、この37セント額面の切手は、大量購入して余ってるのを使ったのかな。今は普通郵便でも45セントか46セントらしいし。

そうそう、額面金額の書かれていない切手ってのは、郵便の基本料金一回分の切手と言うような意味あいだ。

日本で例えて言うなら、今の封書25グラム未満は80円なので、その切手は一枚80円で購入できる。で、今度消費税が上がったら82円になるそうだが、額面が書かれていないのでそのまま82円切手として使用できると言うものらしい。日本のように郵便料金の変更があるたびに額面の異なる切手を出すよりコスト低減に役立ちそうだ。

と言うか、このシステムはむしろはがきに良いんじゃないだろうか。はがきなら重量がどうのとか考えないで良いから、今なら50円、消費税が上がったら51円で販売すればいいし、表の切手模様のところを無額面にするだけでずっと使える葉書ができる。

まぁ、コレクターズアイテムとしての値打ちは下がるかもしれないがな。






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今日の七十二候 11月27日 朔風払葉
(きたかぜこのはをはらう)




            

ダイエットの状況報告

先月病院に出かけてから一ヶ月が経った。一応予定していた体重に達していたので、現在は減量にブレーキをかけて行ってる最中だ。

現在の摂取カロリーは概ね1500〜1600kcal/日。それでこの一ヶ月の間にまだ1kgほど体重が減っている。まぁ、これまで週に1kgペースで落としてきたので良い感じのブレーキングだろう。現在の体重は65.5kg、BMIは21.6。

一応予定としてはBMIが20.0以下には絶対ならないよう注意しつつ、かつ22.0未満で落ち着くように調整している。一ヶ月で1kgということは一日33.3g 、脂肪のエネルギー換算で300kcal/日。

俺の体重66kg時の生活活動強度区分で計算したエネルギー消費量は1845kcal/日だから、現在の摂取カロリーに300kcalを加算した1800〜1900kcalの範囲内に入っているので、今の食生活の調整はだいたい問題ないのだろう。

なんとか年内に1800kcal/日ちょっとぐらいの摂取カロリーにして体重の増減がないところへ持っていきたいもんだ。


え〜・・・^^;
これだけでは寂しいのでなんかネタを。

画像はクリックで別窓拡大する。


このアヤシイ物体は、糖尿病サイトの方でちょっと紹介した俺のおやつである。クッキーとか言うにはテクスチャも舌触りも味もでたらめなので、何と言ったらいいか・・・狸の餌とでも表現するのが適切かもな。w

あんまり人様にお勧めできるような代物じゃないが、まぁ、糖尿病を抱えるお仲間の参考になればって感じで糖尿病サイトには掲載した。同じものじゃ芸がないので、もう少しカロリーを抑えたバージョンのレシピを書いてネタにさせてもらう。

栄養成分は内容物の積算から概算した数値だが、

1枚約30g当たり
熱 量 :44.8kcal
蛋白質 : 2.8g
脂 質 : 2.6g
炭水化物:10.8g
(糖質      :0.6g)
(ゼロカロリー糖質:5.0g)⇒甘味料の基材エリスリトール:血糖値を上昇させない
(食物繊維    :5.2g)


となっている。レシピはいたって簡単。一番面倒なのは材料の入手かな、俺は一般的じゃないもの三つは通販で買った。

材料(8枚分)

※A
おからパウダー  65g(楽天 ←リンク
サイリウムハスク 15g(iHerb ←リンク
3倍タイプ甘味料 40g(やさしい時間 ←リンク
シナモンパウダー 3g
ベーキングパウダー 2g


※B
たまご 1個
オリーブオイル 小さじ1
水 約90ml (製作時に計量)

作り方
  1. 材料Bは、まず卵をよく溶いておきオリーブオイルを入れてかき混ぜる。そこに水を入れて合計で150gになるよう調合液を作っておく。
  2. 材料Aをビニール袋に入れて口を押さえて良く振る。充分混じったらBの調合液を流し入れて良くこねる。
  3. こね終わったら8等分して適当な形に丸めて伸ばし、オーブントースターで焼く。天板にアルミホイルを敷き、上にクッキングペーパーを載せてから生地を置くとくっつかないので便利。
  4. さらに上からアルミホイルを載せて35分くらい焼けばOK。途中で過熱のためサーモスタットが働いてヒーターが止まるかもしれないが、お構いなしにそのままで35分待てばいい。
  5. 焼きあがったら使ったアルミホイルを8つに切ってくるんでおけば保存に便利だ。もともとしっとりしているので乾燥剤などは必要ない。


オーブンで焼けばもう少し量も作れるから便利なのだろうが、お手軽にオーブントースターで作るのがお気に入りだったりする。あんまり大量生産しても俺しか食べないからな。








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今日の二十四節季 11月22日 小雪 (しょうせつ)
「冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也」


今日の七十二候 11月22日 虹蔵不見
(にじかくれてみえず)




            

ブロッコリーを料理

ブロッコリーのエントリとは言っても、最近よく宣伝を見る怪しげな健康食品のことではないし、ましてやゲマズの元親会社でもない。←一般人に判らんネタを振るな。w

普通に八百屋で売ってるキノコ型の、茎の付いたでっかいつぼみだ。

糖尿病サイトの方でも例示するのに利用したのだが、ブロッコリーは炭水化物の含有量に対して糖質の割合が低い野菜なのだ。その割にはカロリーがそこそこある。

ちょっと比較してみよう。
 種類  カロリー 
 炭水化物  炭水化物のうち糖質 
 脂質 
 蛋白質 
 にんじん 37kcal 
9.1g  6.4g  0.1g  0.6g 
 たまねぎ 37kcal  8.8g  7.2g  0.1g  1.0g 
 ブロッコリ  33kcal  5.2g 0.8g  0.5g 4.3g 
 パプリカ 30kcal 7.2g  5.6g  0.2g 1.0g 
 キャベツ 23kcal  5.2g  3.8g  0.2g 1.3g 
いずれも生の状態、可食部100gあたりのデータである。

炭水化物の含有量の多めの野菜では、このように含まれる炭水化物の70〜80%程度が糖質ということもある。白ごはんのように99%以上が糖質と言うわけではないものの、野菜だからと言って油断はできないかもな

一方、サラダ菜やうまい菜(スイスチャード)、このブロッコリなどは含有炭水化物の10〜20%程度しか糖質は含まれていない。サラダ菜は炭水化物の全体量も少ないが、うまい菜はブロッコリと同じく炭水化物は多いが糖質の少ない野菜なので、煮物にして食べるのも良いかもな。

余談だが、スイスチャード/不断草を「うまい菜」と言うのは大阪弁で、京言葉では「唐萵苣(とうぢしゃ/たうぢさ)」と言ったらしい。しかし、レタス類など洋菜のチシャ系統の野菜が増えたからか、現在では京都でもうまい菜と呼ぶ方が一般的だと思う。

まぁ、ブロッコリは美味しいけど、茹でてマヨネーズとかシチューと煮込むとかステーキのお添え物程度しか思いつかないって人に、俺のお気に入り料理を一つ。ぶっちゃけ料理なんかできないっていうオヤジ連中でも多分片手間に作れるんじゃないかな。必要な道具は包丁と電子レンジ、あとは適当な耐熱容器だけだ。その気になれば包丁なしでもいけるかな。w



画像は全部クリックで別窓拡大する。



え〜、ブッコロリ・・・じゃなくてブロッコリ

中くらいのを2株で500グラムあった。これで一人前だ。だからブロッコリが高い時にはお勧めできない。これは1株108円だった。できれば100円を切っていてほしかったんだけどね。




耐熱容器。今回はラーメン丼パイ皿を用意した。別に二種類準備しなくても大は小を兼ねるってやっても良いぜ。




ブロッコリを適当な大きさに切って全部ラーメンどんぶりに入れる。そしてラップでもお皿でも良いので上に乗っけて電子レンジで加熱。10分くらい加熱したらフタをとってかき回し、今度は蓋をせずにさらに10分くらい加熱する。

俺は750Wの物を使っているが、家にある電子レンジのパワーに合わせて適当に加減してくれ。フタを取る時、吹き出す蒸気で火傷しないように注意な。




全体が干からびて、なんとなく焦げっぽくなったらOK。レンジから取り出してくれ。この段階で重さも嵩もだいたい半分以下になっているはずだ。この撮影時には500g→235gだった。




食べやすいようにパイ皿に移して平たくならす。面倒なら加熱した容器のままで問題ない。




でもってチーズ。今回は西友で賞味期限近しで安売りしていたモントレージャックチーズ。加熱で熔けやすいナチュラルチーズならチーズの種類は問わないが、とろけるチーズやピザ用チーズなどのプロセスチーズはあまりお勧めできない。美味しくないだけでなく、モノによっては糖質量が多少気になる場合があるからだ。

それと・・・加熱すると臭いチーズは周囲の人に気を遣ってくれ。(笑)




40グラムをスライスして上に並べた。野菜の熱である程度は熔けるが、チーズの質によっては熔けにくいかもしれないので、その場合は2〜30秒電子レンジ加熱すればいいだろう。

栄養評価をしてみよう。

完成重量:275グラム
カロリー:307.9kcal
炭水化物:26.0グラム
(糖質): 4.0グラム
脂 質 :14.5グラム
蛋白質 :28.7グラム


PFCバランスはほぼ35%:33%:32%になる。

チーズ使っている分どうしても脂質・蛋白質は多めになるが、合わせる他のメニューで調整すれば良いだろうし、日本医師会が薦められないと言っている「極端な炭水化物の減量」にはあたらず、許容されうる「個人の嗜好や健康状態による偏差」に含んでも良いんじゃないだろうか。

あ、そうそう、味付けのことを忘れていた。

栄養成分を見てもらうと判るとおり、ブロッコリと言うのはかなり多くのたんぱく質を含んでいるので水分を抜くと味が凝縮されて非常に旨味が出る。さらにはこのボリュームだとブロッコリには0.5グラム程度の塩分も自然に含まれているし、チーズの味もあるからこのままでも十分美味しいのだが、物足りなければお勧めは塩とタバスコかな。

ちょっと時間と電気が必要だが、美味しくするためには電子レンジが最適だ。次善の策としてオーブンかな。フライパンで空炒めするとどうしても美味しい成分が抜けて焦げになってしまう。オーブンでも水分が抜ける前に焦げることが多いので電子レンジがベストだと思う。

そうそう、このエントリもそのうち糖尿病サイトでも紹介することにしよう。






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サプリメント

先日松の憂いさんのブログで、足が攣るという話題があった時に、俺も減量中のせいか足が攣るんだよねってコメントしたら、

「というか、ナニヲイマサラ・・・なのですが(==;
 コエンザイムとかのんでるでそー?マルチビタミン&ミネラル飲んでなかったんですかorz 」


って突っ込まれてしまった。(笑)

体調不良の時とかにCoQ10やビタミン類は飲むんだけど、ミネラル不足ってのをあまり感じたことがなかったのでミネラルのサプリってのは在庫がないんだよな。普段は酵素系やビタミン類のサプリも冷蔵庫で眠ってるし・・・

でも、せっかくだからいわゆる総合サプリメントってのを試してみよう。ブログのネタにもなるし、あとで糖尿サイトの記事にもできるかもしれないしな。

と言うことでさっそくアメリカに発注。このブログの左側の広告でおなじみのiHerb.comである。そんなにたくさんは必要なかったんだが、先月は一割引きのサービスがあったから、60ドルを超えるように3本注文。余ったら妹や友達にプレゼントすれば良いし。


と言うことでぎりぎり11月1日の朝にオーダーを入れてみた。アメリカ時間ではまだ10月末だから1割引きにはなるし、クレジットカードは11月の締め切りの方に入るから支払いは12月末だ。10月の特典を受けながら支払いは年末、時間差攻撃と為替レートのチェックは海外モノを買う時のお約束だもんな。

で、5日にオフィスの方に届いていた。仕事で一日不在だったので俺が手にしたのは6日の夜だったけどな。それでも一週間も待たずに入手できるのはありがたい。

画像はクリックで別窓拡大する。


180タブレット入りでお値段は1本$28.04。これを3本で$84.12、そこから一割引いてくれるので$75.71。さらに日本までの航空運賃が$4(佐川急便、頑張ってるじゃないか。w)で、合計$79.71だから日本円にしておよそ7,890円。

一本当たり2,630円で一日1タブレットの用量だから一日当たり15円弱ってことになる。日本国内で買うよりずっと割安だ、さすがはサプリ大国だけのことはある。つか、メーカーの直販サイトだと$43.99してる。それでも日本で買うマルチビタミン+ミネラルよりまだ微妙に安いのだから、やっぱりこの販売サイトはかなりお得なようだ。

さすがに一年半分は多いようにも見えるが、賞味期限は2015年8月となっているので、1年9か月後だから問題はないだろう。

ただ・・・いつものことだがちょっと気になったのはボトルの大きさである。180個入りの割にはかなり大きい。直径77mm×高さ144mm・・・内法の概算だが400〜450ml程度の容量はありそうだ。同じメーカーのビタミンE 200mg ソフトジェル 250錠入りは直径64mm×高さ110mmだから、このマルチビタミンは28%少ない数量にもかかわらず容量が二倍のボトルに入っている。

ま、理由は判ってるんだけどね。




え〜・・・^^;

なんでアメリカのタブレットってのはこうデカいのかねぇ。




アメリカ人だって小柄な人とかいるだろうに。つか、ピルカッターなんて道具が普通に売られていること自体アメリカの打錠製品のサイズには問題アリってことだよな。

で、何が入ってるんだろう。一応買う前にざっとは調べたが・・・色からするとクロレラやスピルリナは絶対入ってそうだよな。w


成分含有量
βカロテン(プロビタミンAとして 3mg)5,000 IU
ビタミンB1(塩酸チアミンとして)25 mg
ビタミンB2(リボフラビンとして)25 mg
ビタミンB3(ナイアシン:ニコチン酸アミドとして)25 mg
ビタミンB6(塩酸ピリドキシンとして)25 mg
ビタミンB7(ビオチンとして)100 μg
ビタミンB9(葉酸として)400 μg
ビタミンB12(シアノコバラミンとして)100 μg
ビタミンC(アスコルビン酸及びアスコルビン酸カルシウムとして)200 mg
ビタミンD(エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)として)200 IU
ビタミンE(コハク酸d-α-トコフェロールとして)100 IU
パントテン酸25
 mg
カルシウム(炭酸カルシウム及びアスコルビン酸カルシウムとして)50 mg
鉄(ビスグリシン酸鉄キレートとして)5 mg
ヨウ素(ヨウ化カリウムとして)150 μg
マグネシウム(酸化マグネシウム及びクエン酸マグネシウムとして)30 mg
亜鉛(アミノ酸キレート)10 mg
セレン(L-セレノメチオニンとして)25 μg
銅(アミノ酸キレート)500 μg
マンガン(アミノ酸キレート)3 mg
クロム25 μg
モリブデン(モリブデン酸ナトリウムとして)50 μg
カリウム(塩化カリウムとして)20 mg
コリン(酒石酸コリンとして)50 μg
イノシトール25 mg
パラアミノ安息香酸25 mg
ホウ素500 μg
バナジウム50 μg
スピルリナ50 mg
細胞壁破砕済みクロレラ50 mg
有機栽培大麦若葉50 mg
リパーゼ5 mg
ルチン10 mg
柑橘系フラボノイド(37%のヘスペリジンを含む)25 mg
塩酸ベタイン10 mg
グルタミン酸10 mg
パパイン酵素5 mg
ブロメライン酵素5 mg
アミラーゼ酵素5 mg
ルテイン(マリーゴールド抽出物)250 μg
リコピン(トマト抽出物)250 μg
アルファリポ酸25 mg


え〜・・・^^;;;

思いつくものを何でも突っ込んだって感じだよな。有効成分の合計重量だけで846.955mg。wikiで錠剤について調べてみると1錠当たり

おおむね重量200〜500mg

と書かれていた。結合剤を入れない有効成分重量だけで日本の錠剤の規格を7割増しから4倍以上上回ってるじゃね~か。(笑)

タブレットが大きくなるのも無理ないな。測ってみたらだいたい1個1500mgくらいあるようだ。ま、取り敢えず飲んでみよう。


iHerbは購入するといつも粗品と商品サンプルをオマケに入れておいてくれる。今回の粗品はオシャレな洗濯バサミと言う風情のクリップだ。



商品サンプルはサワーアップルタルト味のロリポップ。俺を糖尿病患者だと知っての狼藉か。(笑)






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ダブル制限による糖尿病コントロール(糖質制限の有用性と限界の続報)



注意:俺は医療従事者ではなく、医学に関する専門知識を有する者でもない。このエントリに記されたことはII型糖尿病患者である俺が医師の治療を受けながら、自分自身でも試行錯誤した結果得られた個人的な体験を記したものである。従って、同様の試みを別の人が行っても同様の効果があったり好ましくない副作用がなかったりと言う保証は全くない。もし読後にこの情報を参考にしてもらう場合は、適切な専門家の指導のもと自己責任で行われることを強くお奨めする。

二ヶ月前に書いた糖質制限の有用性と限界@II型糖尿病と言うエントリの続報だ。前のエントリは以下のリンクで見てくれ。

糖質制限の有用性と限界@II型糖尿病 その1
糖質制限の有用性と限界@II型糖尿病 その2
糖質制限の有用性と限界@II型糖尿病 その3
糖質制限の有用性と限界@II型糖尿病 その4
ダイエット大作戦 / Mission "Weight-loss"

前回のエントリから8週間経ったので、いつもの通り病院へ行ってきた。まずは検査結果から。

検査結果はクリックで全体像が別窓表示される。


空腹時血糖は104mg/dlと前回より少し上昇しているが正常値の範囲内だった。そして過去1〜2か月の血糖値の変動を示すと言われるHbA1cの値はめでたく5.2%まで下がり、ついに糖尿病を含めすべての検査項目でHのフラグが倒れ正常値となった

一つだけLDHの値がきわどく標準値を下回ったが、これは低い分には余程病的でない限り問題ないのでOKということだ。


減量の方はどうなっているかと言うと、5日ほど前に目標値として設定していたBMI=22.0を達成、66.5kgになっている。(身長は174cm)

糖尿病が改善したのはもちろん体重コントロールもあるが、膵臓を含め内臓を休ませるための糖質コントロールを抜きには語れない。

タイトルに書いたダブル制限とは糖質制限+カロリー制限って言う意味である。

以前の経験にかんがみれば、単にカロリーを減らして体重を落としただけではグルコーススパイクを原因とする糖尿の悪化は避けられなかっただろう。

今回、体重を落としてゆくにあたって体の慣れが原因で体重が減りにくくなるのは予想されていたので、1500kcalの食事を二か月続けてBMIを25.0以下の普通体重域に落としてからは1300kcalに絞った。さらに最後の追い込みの二週間は1000kcal前後まで落として一気に体重を目標値に持って行ったのだが、その際、糖質摂取量は55g/日まで制限して血糖値を抑え込んだ。

まぁ、この方法はタンパク質の比率が高くなって腎臓に負担をかける恐れがあるので、体重が目標値まで落ちた今は少しだけ糖質と油脂を増やし比率的に無理のないPFCバランスを組み立てている。(PFCバランス:Protein Fat Carbohydrate balance)

世間で言うPFC=2:2:6がダメなのは言うまでもないとしても、自分の体にとってどのあたりが落としどころになるのかはこれからも探って行かねばなるまい。現在は一日当たり1300kcal程度の食事にしているが、体重が増えないことを確認しながら正月ごろには1800kcal/日に持って行きたいと思う。

でないと喰っちゃ寝ができないもんな。←この考え方が糖尿病の根本原因とも言う。(笑)






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今日の二十四節季 10月23日 霜降
(そうこう)


今日の七十二候 10月23日 霜
(しもふりはじめる)




            

ダイエット大作戦 / Mission "Weight-loss"



先日、糖質制限の有用性と限界@II型糖尿病と言う4回シリーズのエントリで、一日の摂取カロリーを約1000kcal減らして1500kcalにしたと書いたところ、プロフの方に何名かの読者の方から

どんなものを食べていたのか
どうやって管理していたのか


という趣旨のお問い合わせを頂いた。その方たちには近々エントリの形でお答えすると言ったので今日はその話題のエントリにさせて貰う。

先にお断りしておかなければならないのだが、俺のやり方は一部の人にとっては非常に簡単手軽で確実な方法なのだが、苦手な人にとっては非常にとっつきにくい方法だとも言えるだろう。

内容はと言うとアメリカに以前からあるダイエット・ダイアリーから食事習慣だけを抜き出したものやオタキング岡田氏によるレコーディングダイエットとさほど変わるものではない。

まずは食べた物を記録分析し、目標数値の範疇に収まっているか、カロリーダウンだけを意識し過ぎてたんぱく質の摂取が減ってないか、ビタミンやミネラルはどうかを毎日眺めるだけである。

そのためにエクセルで三つの表を作った。

栄養成分については文部科学省の食品成分データベースを利用したのだが、一度検索して数値を得た物を整理しておくと便利なので、様々な食材のカロリーと糖質量を記録する表をまずは作った。

画像はクリックで別窓拡大する。



この表は別になくてもかまわないがあると便利だし、データベースからは引けない加工食品や外食、自分で定番で作っている物などは別に記録しておかないと面倒だ。

二番目は毎日の食事を記録する表である。これがキモになるかな。クリックして拡大して見てくれ。




拡大すると判るのだが、各食材には単位熱量と単位糖質を入力する欄があり、これは先に作ったデータベースを整理した表からコピーするようになっている。そ して倍数を入力するとカロリーと糖質が記録される。100gあたりのデータが記録されている場合は100gの何倍か、小さじ1杯のデータの場合は小さじ何杯分かを入力するのだ。

なお、カロリーも糖質もゼロの物、例えば水とか塩とかゼロカロリー甘味料などは記録していない。

どんなものを食べていたかと言うのは、ご覧のとおりである。以前のエントリでも書いた通りどうしても野菜が中心になるようだ。


この日は果物を200gと野菜を1.75kg摂っている、ほぼ2キロの野菜果物だから結構多いよな。で、そのうち緑黄色野菜に分類されるのは300g、まぁ間に合う程度には食べてると言えるだろう。
(最初、果物400gと書いていたが勘違い、翌日分のデータが紛れ込んでいたので修正。)

あと、穀類の主食は摂っていないが、朝には大豆パン(大豆の入ったパンではなく、小麦粉の代わりに大豆粉で作られた糖質の極めて少ないパン。糖質は成分分析上は多いのだが、血糖値に影響を与えずカロリーもゼロであるエリスリトールが含まれているから、実効糖質は1.6グラムだと言うことだ。これはこちらで購入している)を食べたり、チーズや肉・たまご・豆腐などたんぱく質もそこそこ摂れている。

もともとカロリーをあまり気にしていなかった時は脂の多い肉類やハム・ソーセージ、調味料としてのオリーブオイルを多用していたから、それを外してゆくだけでかなりのカロリーを減らせたと思う。


そして最後の表はカロリーと糖質を一日単位で管理する表である。



細かく記録しても、外食などでの数値のばらつきや、計算上カウントしにくいもの、例えば出汁のカロリーなどは正確には出しにくい。そこで、実測値に5%上乗せしてカロリーは1の位を、糖質は小数点以下一桁目を切り上げて誤差補正後の測定値とした。

この表は先の細かく記録した表で自動計算されるカロリーと糖質の合計値からリンクしているので、二番目の表に入力するとリアルタイムに結果が表示される。一目見るだけですぐに把握できるための物と言えるだろう。

ミネラルやビタミン、たんぱく質については必要な時に詳細な表を手動で見ることにした。最初はもっと多種多様な栄養素を表示していたのだが、ぶっちゃけ見るのが面倒だからやめた。

日付欄の背景は目標値以内なら緑、カロリーか糖質のいずれかが目標値を超えたら黄色、両方超えたら赤になるよう条件付き書式を設定してある。また、受信感度マークの様な物や棒グラフも表示されるようにしたが、これは完全なオマケで、一応摂取量に応じた表示にしてあるものの飾りにしかなってない。ま、気分の問題だな。^^;


毎日これを記録しながらやっているわけだが、オフィスでもコピーした表を持って行き、家に帰ってからオリジナルと同期すると言う形をとっていた。

で、食後とか間食時、何となくもう少し食べたいなって感じた時に、食べるか食べないかの判断にも利用した。食べたいなって思った物のデータを先に入れてみるのだ。その結果を見て食べるかやめるかの決断を下すと言うわけだ。

本来なら身体の声を聞いて食べることの判断をすべきなのだが、昔から糖尿は「喰いたいやまい」と言われるように、身体が食べ物に関する判断力を失った状態なので、こうして理性で判断を補助してやるのが良いと思ったわけだ。


参考になったかどうかは判らないが、今も俺はこの方法で減量を実行中である。






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糖質制限の有用性と限界@II型糖尿病 その4



注意:俺は医療従事者ではなく、医学に関する専門知識を有する者でもない。このエントリに記されたことはII型糖尿病患者である俺が医師の治療を受けながら、自分自身でも試行錯誤した結果得られた個人的な体験を記したものである。従って、同様の試みを別の人が行っても同様の効果があったり好ましくない副作用がなかったりと言う保証は全くない。もし読後にこの情報を参考にしてもらう場合は、適切な専門家の指導のもと自己責任で行われることを強くお奨めする。

今日はこのネタの最終回ということでまとめに入ろう。・・・と書き始めてみるとこれまたネタが多い。これ以上回数を増やすのもなんなので、今日のは長くなるけど辛抱して付き合ってくれ

まずは俺の15年ほどの糖尿病歴を振り返ってみたい。そもそもそれなりに真面目に治療に取り組んできたのになぜ悪化したのかということに今回のメインの論点がある。



振り返ってみれば、そもそも最初にボタンを掛け違えていたのだ。

会社の健康診断で引っかかって、病院でブドウ糖負荷試験を受け糖尿病と診断を受けたのが最初だった。その際は運動とカロリー制限を言い渡され、α-GI薬を処方された。

α-GI薬は糖質の吸収を遅らせる薬だから、グルコーススパイクはある程度抑えられるのだが、かなり臭いおならが頻発するのと、下痢をするのでとてもじゃないが仕事ができなくなってしまった。

医師にその旨を訴えると別の薬に変えてくれたが長期的にはこれもよくなかったのだ。「スルホニルウレア(SU)剤、二次無効」で検索すると症例はいくつも出てくるだろう。その他BG剤も、比較的近年になってからDPP4阻害剤も処方された。でも、結局のところ経口薬は気休めにしかならないんじゃないかと言うのが正直な感想である。

この最初の段階で糖質制限を行っていれば、おそらく現在糖尿で悩んでいるようなことはなかったであろうと思う。

つまり、糖尿病を発症して間もない段階では、それがインスリン抵抗性によるものであろうが、β細胞の疲弊によるものであろうが、糖質制限によって早期の回復が期待できた可能性は非常に高い。

それこそ、その段階なら厳密な糖質制限ではなく、アメリカで注目されている グリセミック・ロードをメインに据えた糖質制限でも十分に対応可能な状態だっただろうと思う。むしろグリセミック・インデックス(GI値)やグリセミッ ク・ロード(GL値)を基準にダイエットする方がずっと健康的だろうと思うし、病気の入り口に立っている人には挫折せずに継続可能だろうと思うのだ。

しかし、その機を逃した俺は、体重こそ標準体重近くで推移したものの、結局体の中ではグルコーススパイクを繰り返し、β細胞がどんどん疲弊し、インスリンの分泌が減っていたのである。


初期段階ならインスリン抵抗性があっても、そもそも糖質の摂取量を抑えていれば血糖値は上がらないから糖尿は改善されてゆくし、短期的に勝負できるので減量効果が期待できるだろう。また後に述べる「慣れによる甘え」も気にしなくて良いのじゃないかな。

もちろんインスリンの分泌が悪い場合には効果覿面だ。インスリンの分泌量を要求しないわけだから膵臓が休めるのでインスリンの分泌の回復が期待できる。

しかし、ある程度長い期間糖尿を抱えていて、1型糖尿病でよく見られる暁現象(肝臓の糖新生によって就寝時より起床時の血糖値が高くなる現象)と言うのが2型でも起こるようになると、インスリン抵抗性はかなり重大な問題になる。糖質を摂らなくても自分の体がせっせと糖質以外の物から糖質を作って血糖値を上げちゃうわけだからな。インスリンは肝臓による糖新生を抑制する働きも持っているのだ。つまり、暁現象が起こるほどインスリン抵抗性が出てくるとはブレーキが壊れた状態になるってことである。だからカロリーコントロールを行って減量しインスリン抵抗性を消滅させなければならないのだ。


結局8〜9年後だっただろうか、もうインスリン自己注射の導入しかないと宣告されてブチ切れたのは先に言ったとおりだ。しかし救いの神はいた。糖質制限で有名な京都の江部先生である。

彼の本やネット情報をもとに、糖質をうんと減らし、カロリー比で1割程度になるように食事制限した結果、半年でコントロール良と言うレベルの検査値が出るまでになった。

しかし俺はここで二つ目のボタンの掛け違いをしていたのだ。

江部先生は糖質制限さえきっちり守れていれば、

適正体重を守れる範囲であればカロリー制限は全く必要ない

と仰っている。その内容は最初から最後まで同じ比重で読みとらなくてはいけないのに、自分に甘い俺は上の字で表したように見えていたのだ。

例えば和牛のサーロインステーキ。200グラム食べればおよそ1,000kcal(生肉の段階で)であるが、糖質はたった0.6グラム。だから60グラムの糖質を食べよう思ったら20kgも食べられる。・・・なんてことは普通考えないよな。

でも、2型糖尿病を患う食いしん坊にはそういう発想が出てきてしまうのだ。特にカロリー制限で辛い思いをした後だとなおさらである。半額セールに出会った時に「お金が節約できる。」と考えずに「二つ買える♪」と考えるタイプの人は要注意かもな。(笑)


その結果、糖質制限でβ細胞が元気になりインスリンが順調に分泌されたのは良いが今度は肥満でインスリン抵抗性が発現し、結局糖尿病は再度悪化を始める。で、そのままで行くと上昇した血糖がβ細胞を痛めつけ、糖質制限食を摂っているのに糖尿病が悪化すると言う落とし穴に頭からダイブすることになる。これがタイトルに表記した「糖質制限の限界」の部分である。


江部先生がいつも仰っているように、

血糖値を上げるのは糖質だけであり、これは反論の余地がない生理学的な事実である。

ということは金科玉条としてもよいだろう。しかし、同時に糖尿人が忘れてはいけないのが

カロリーを摂りすぎれば肥満する。

と言うことで、糖質制限の有無にかかわらずこれも事実だろうと思うのだ。で、肥満は糖尿病の悪化に直結する。

確かに糖質を取らなければ、それを代替するエネルギーとしてのケトン体を作り出すため、身体はカロリーを余分に消費する。そういう意味では同じカロリーを摂っていた場合普通食より糖質制限食の方が太りにくいとは思う。

しかし、糖尿人は食べ物について自分に甘いのだ。「同じ太り方なら糖質制限食の方がたくさん食べられるからラッキー♪」は十分あり得る。


このブログを読んでくれている人の中には糖尿病で悩んでいる人もおれれるだろう。注意書きにも書いてあるように俺は素人なので、飽くまで今掛かっているお医者さんと相談しての話になることを前提にアドバイスしたい。

まずはC-ペプチドの値を検査してみてくれ。糖尿病の確定診断がついてから後であれば保険適用になる。糖尿病歴が浅く太っている人に多いタイプなのだが、C-ペプチドの値が適正でインスリンの分泌がちゃんと行われていることが判れば、低GI/低GLの導入や地中海式ダイエットで適正体重に持って行くだけも糖尿病の食事療法には十分だと思う。カロリー制限だけの減量はグルコーススパイクで膵臓を痛めつける恐れがあるので注意したほうが良いだろう。

逆にやせ形の人だったり、太っていても糖尿病歴が長い人に多いタイプなのだが、C-ペプチドの値が低く、インスリンがあまり出ていないと診断されたら江部先生方式の糖質制限食の登場だ。ネットで検索すれば情報は山ほど出てくるし、先生の著書もアマゾンで購入可能だ。ただ、江部先生の糖質制限については良い顔をしないドクターも結構多い。多くは糖質を制限する場合タンパク質の過剰摂取で腎臓に負担をかけるとか、脂質の過剰摂取で肥満や肝臓の負荷が問題になると言ったことを理由に挙げられるだろう。

しかし、とにかく膵臓のランゲルハンス島のβ細胞に復活してもらうことが第一優先だ。だから長くて数年の短期勝負でβ細胞の復活を期して糖質制限食を導入したいとドクターに相談してみるのが良いだろう。つか、糖質制限に理解のある病院に変わると言うのも一つの手だけどな。いずれにせよ体重を増やさないように注意しながら糖質制限を楽しんでくれ。

カロリー制限も薬物療法も手段の選択肢に過ぎない。それを忘れて糖尿の治療=カロリー制限と言う思考停止状態に陥った結果が俺のような患者の量産なのだろう。

同じように糖質制限こそ神、なんて信仰に陥らないようにしたいものだ。糖質制限も有効な手段の一つ、選択肢の一つであることを忘れてはならない。


最後に、糖尿に悩んでいる人に伝えたい。15年も糖尿を抱えていても、最初に紹介した通りたった二ケ月で劇的な改善の可能性もあるのだ。糖尿病は病気と言うより体質と言ったほうが良いのかもしれないとも感じる。だからまぁ、気長に付き合ってゆくのも必要だろう。いろいろ試してみればこうやってブログのネタ4日分にもなるしな。(笑)


画像は信仰に引っ掛けてみただけで本文とはあまり関係ない。一応クリック可能だ。


こっから先は完全に俺の感想で根拠はない。一応言っておきたかったから書くってだけなので読み飛ばしてもらっても一向に構わない。

そもそも2型糖尿病と言うのは病気なのだろうか?
2型糖尿病は

「ある遺伝因子を持った人が、」
「よろしくない生活習慣を持ったことが原因で、」
「血糖値に異常をきたしている状態。」


のことを指す。


同時に、2型糖尿病は

「一度かかったら完治しない。」
「しかし
生活習慣の改善で血糖値のコントロールは可能である。」

これってなんだか病気と呼ぶにはビミョーな気がしないか?

例えば、両親とも糖尿病だった人が、たまたま怪我をした時に傷の治りが悪かったので血糖値が高いのかもしれないと思い、食事を糖質制限食に変えて半年が過ぎた、ということがあったとしよう。

傷の治りが悪かったタイミングでは実際に血糖値が240mg/dl、HbA1cが8.0%と言う、完全に糖尿病の数値だったが、医者に行ってないのでその数値は誰の目に入ることもなかった。

半年後、たまたま別の病気で病院に行き血液検査を受けたところ、摂り続けていた糖質制限食のおかげで空腹時血糖は80mg/dl、HbA1cは4.9%だったから糖尿病と言う指摘は受けなかった。

さて、この状態のこの人は糖尿病と言う病気にかかっているのだろうか?一度かかったら完治しないんだよな。しかし、一度も診断されたことがない状態で「発病したけどコントロールできている。」と誰が診断するのだろう。


そもそも「一度糖尿病になったら完治しない。」と言うのはどういうことなんだろう。まさかとは思うが「学会が糖尿病の完治と言う基準を設定していない。」とか言うんじゃないだろうな。(笑)

あるいは、コントロール可能で完治しない病気、しかも遺伝的要素が絡むもの、と言うことになると、遺伝的要素のある人は生まれついて糖尿病であり、既に症状が出ているか、これから出る可能性があるかの違いだけだ、と言う言い方もできるだろう。

いずれにせよ、インスリンを出すβ細胞が自己免疫などで不可逆的に破壊されてしまう1型糖尿病と、同じ「糖尿病」の名で括るのは無理がありすぎるように感じる。






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糖質制限の有用性と限界@II型糖尿病 その3



注意:俺は医療従事者ではなく、医学に関する専門知識を有する者でもない。このエントリに記されたことはII型糖尿病患者である俺が医師の治療を受けながら、自分自身でも試行錯誤した結果得られた個人的な体験を記したものである。従って、同様の試みを別の人が行っても同様の効果があったり好ましくない副作用がなかったりと言う保証は全くない。もし読後にこの情報を参考にしてもらう場合は、適切な専門家の指導のもと自己責任で行われることを強くお奨めする。

さて、順番が逆になった嫌いはあるが、インスリン抵抗性ってことを考えてみたい。インスリン抵抗性ってのは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞からインスリンはちゃんと分泌されているのに、血糖値が下がらなかったり肝臓での糖新生が弱まらない状態を指す。もう少し言うと、普段は細胞の奥に沈んでいて、運動した時などエネルギーとしてブドウ糖が必要になった際に出てくるブドウ糖輸送体4(GLUT4)が脂肪細胞の肥大などに邪魔されて必要な場所に出てこれなくなるのがインスリン抵抗性である。他にもいくつかのメカニズムがあり、かなり複雑なものであるようだが、一言でいうと

インスリン抵抗性の発現とはインスリンの効きが悪くなることである。

と言うことだ。インスリンの効きが悪くなると血糖値が上昇し、ひいては糖尿病を発病する。


で、インスリン抵抗性の発現には体重に閾値の存在が示唆されると言う情報もあった。閾値が存在すると言う言葉は、たとえば

ある人の体重50キロの時のインスリンの効きを100とした場合、55キロで80、60キロで60、65キロで40と言う風に漸減してゆくのではなく

55キロでも100、60キロでも100、65キロでいきなり40と言う風に、ある数字でいきなりスイッチされることを言う。

赤文字の例で言うと、60キロ超65キロ以下に閾値が存在しているということになる。どうやらアジア人種にはこの傾向があるらしいということだった。

インスリン抵抗性の発現に閾値があるということは、その消滅にも閾値があると考えるのが妥当だ。つまり、インスリン抵抗性のせいで血糖値が高い状態が続いている時、減量を行って徐々に体重を下げて行っても、閾値を下向きに超えるまでは改善が見えにくいと言う意味である。


だから頑張って減量しても血糖値やHbA1cに大きな変化が見られないと患者は失望し、食事療法に力が入らなくなるのである。ただ、閾値がどのあたりにあるのかはおそらく個人差が大きいであろう。俺自身は幸いなことにBMIが普通体重の範囲に収まった段階でそれを超えられたようだ。それでも174センチの身長で10キロ余りの減量を行った。

生活習慣病である糖尿病に罹患する患者は俺を含めて、こと食べ物に関しては自分に甘い。だから病気治療のためならと目標を定めて頑張っても、目標の半分まで減量が進んだ時に血糖値に変化がなければ「この治療法はダメだ」と考えてしまいがちである。

もし最初から「どこかの段階でいきなりがくんと下がりますよ」と言っておいてくれれば随分違うはずだと思うがどうだろう。


俺が糖尿病を発症した40歳ごろの話だ。病院ではカロリー制限を強く奨め、何の知識もなかった俺は病院の言うがままに体重を70キロ前後ぐらい、BMIで22〜24をずっとキープしてきた。しかし、年々糖尿の症状は悪化し、ついにHbA1cが12%にまで届こうということになってしまった。

で、病院が出した結論は入院してインスリン導入と言うものだった。病院の言うがままに体重を維持し、薬を飲み、その結果がそれではあまりに患者をバカにした話だと思って、入院もインスリンも拒否、家でネットを回って江部医師の糖質制限食にたどり着いた。

それを読んで考えたこと。

日本人に多いタイプのインスリン抵抗性が原因の糖尿病に罹患していたのだとしても、結局インスリン抵抗性ではなく、糖質摂取による血糖値の急上昇、グルコーススパイクが膵臓を痛めつけていて、その結果糖尿が悪化したのだろう。

さっそく始めた糖質制限で、およそ半年の間にHbA1cは6%程度に改善。これまでの数年間は一体なんだったのかと思わせられたのだ。



さて、このネタは今日で終わりにしようと思っていたが、思ったより長文になるので、もう一日延ばすことにする。もう少し付き合ってくれ。


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