軽自動車税の増税が取りざたされている。いろいろな周辺事情もあるし、軽自動車の位置づけも随分と変わったので単純に増税の善し悪しを決めつけることはできないが、この機会に自動車税全般について見直しを行っても良い時期に来ているのかもしれないと感じたりもする。
もともと普通/小型自動車は贅沢品で、庶民のための軽自動車は生活のための物だったから税率が低く設定されたと言う歴史的な背景もある。しかし現代においてはコンパクトカーと軽自動車の間にはさほどの差異はなく、むしろ環境負荷に於いては軽自動車の方がよろしくないと言うケースもあるぐらいだ。クラスによっては軽自動車とコンパクトカーの間で車両価格の逆転現象も見られるしな。
昭和30年ごろのように1500ccのクラウンが高嶺の花で、360ccの軽自動車ですら庶民にはやっと手が届くかどうかと言う時代なら税金に大きな差があっても良かっただろうが、高校出たての子供が親に買ってもらった軽自動車にゴージャスな内装を施すようなのを見ていると、軽自動車の優遇税制なんて廃止してしまえと思わなくもない。
一方で、交通インフラの整備が不十分で自動車がないと生活できない地域が日本中にあるという事実を見れば、交通インフラを整えなかった政府に自動車の税金なんぞ払ってやる必要はないと感じたりもする。
その辺りも踏まえた上で、細分化された自動車のカテゴリにも対応すべく自動車税制を見直すのは悪くないだろう。
俺の足りない頭でもちょっと考えてみたので付き合ってくれ。
まずは税金の基本線をどこに引くかなのだが、増税ありきの発想は好ましくない。結果として増税になるとしても考えのスタート地点は現状を肯定するところから始めるのが良かろう。
と言うことで、日本のパーソナルな交通手段の中心になった軽自動車の乗用車、年額7,200円と言う数字をそのままに考えてみた。
現在は軽自動車とそれより大きい自動車の税金とでは計算のシステムが全く異なっているが、もうそんな時代でもないので排気量0.1リットル刻みで計算式を立てることにしよう。計算基礎として、仮に排気量係数Nを次のように設定する。
N=(0.1リットル刻みの排気量−0.7)×10
軽自動車の場合0.7になるからN=0、1300ccの車の場合は (1.3-0.7)×10ということでNは6になる。
そして税額は現行の軽自動車の7200円を基準にして、自動車税Tを次のように設定する。
T=7200+((200+(100×(N-1)))×N)
ちょっと複雑っぽいが、計算してみると簡単なはずだ。
1リットル車なら8,400円、1.3リットル車なら11,400円と現行より結構値段が下がる。一方で累進性を持たせる計算式にしてあるので、排気量が2.7リットルを超えたところで現行の自動車税よりも高くなる。
2.7リットルの排気量も2.8リットルの排気量の車も現在51,000円だが、この方式で行くと2.7リットルが49,200円、2.8リットルが53,400円とここでグラフが交差する。
3.5リットルなら58,000円が88,400円に、5リットルなら88,000円が196,400円ということになる。排気量を基準にしておけばハイブリッド車やダウンサイジングで環境負荷を減らした車への優遇税制が自動的に行えるし、電気自動車の場合排気量換算の係数で調整が可能だろう。
まぁ、高級車にお乗りのお金持ちには少し負担が増えるかもしれないが、2.5リットルを超えるような高級車の場合それに見合った税負担があっても悪くはないと思う。そして排気量比例(二次関数的ではあるが(笑))の計算式だから、軽自動車が非関税障壁だなどということも言われなくて済むだろうしな。
また、今後登場するであろう超小型モビリティについては、基本EVになるであろうが、排気量を330cc相当と仮定し0.4リットル未満の排気量カテゴリに入れて、上記の計算式に当てはめ、プラスマイナスを逆転させると年額6,000円になる。妥当な線じゃないだろうか。
グロスの税収を見てからでないとこうした計算が有効なのかどうかはわからないが、過不足が出るようであれば定数部分の調整を行えばいくらでも修正はできるし、排気量との関係性と、基本排気量600cc〜700cc未満は7,200円と言う線を崩さなければ不公平感の少ない税制が組み立てられるんじゃないだろうか。
もともと普通/小型自動車は贅沢品で、庶民のための軽自動車は生活のための物だったから税率が低く設定されたと言う歴史的な背景もある。しかし現代においてはコンパクトカーと軽自動車の間にはさほどの差異はなく、むしろ環境負荷に於いては軽自動車の方がよろしくないと言うケースもあるぐらいだ。クラスによっては軽自動車とコンパクトカーの間で車両価格の逆転現象も見られるしな。
昭和30年ごろのように1500ccのクラウンが高嶺の花で、360ccの軽自動車ですら庶民にはやっと手が届くかどうかと言う時代なら税金に大きな差があっても良かっただろうが、高校出たての子供が親に買ってもらった軽自動車にゴージャスな内装を施すようなのを見ていると、軽自動車の優遇税制なんて廃止してしまえと思わなくもない。
一方で、交通インフラの整備が不十分で自動車がないと生活できない地域が日本中にあるという事実を見れば、交通インフラを整えなかった政府に自動車の税金なんぞ払ってやる必要はないと感じたりもする。
その辺りも踏まえた上で、細分化された自動車のカテゴリにも対応すべく自動車税制を見直すのは悪くないだろう。
俺の足りない頭でもちょっと考えてみたので付き合ってくれ。
まずは税金の基本線をどこに引くかなのだが、増税ありきの発想は好ましくない。結果として増税になるとしても考えのスタート地点は現状を肯定するところから始めるのが良かろう。
と言うことで、日本のパーソナルな交通手段の中心になった軽自動車の乗用車、年額7,200円と言う数字をそのままに考えてみた。
現在は軽自動車とそれより大きい自動車の税金とでは計算のシステムが全く異なっているが、もうそんな時代でもないので排気量0.1リットル刻みで計算式を立てることにしよう。計算基礎として、仮に排気量係数Nを次のように設定する。
N=(0.1リットル刻みの排気量−0.7)×10
軽自動車の場合0.7になるからN=0、1300ccの車の場合は (1.3-0.7)×10ということでNは6になる。
そして税額は現行の軽自動車の7200円を基準にして、自動車税Tを次のように設定する。
T=7200+((200+(100×(N-1)))×N)
ちょっと複雑っぽいが、計算してみると簡単なはずだ。
1リットル車なら8,400円、1.3リットル車なら11,400円と現行より結構値段が下がる。一方で累進性を持たせる計算式にしてあるので、排気量が2.7リットルを超えたところで現行の自動車税よりも高くなる。
2.7リットルの排気量も2.8リットルの排気量の車も現在51,000円だが、この方式で行くと2.7リットルが49,200円、2.8リットルが53,400円とここでグラフが交差する。
3.5リットルなら58,000円が88,400円に、5リットルなら88,000円が196,400円ということになる。排気量を基準にしておけばハイブリッド車やダウンサイジングで環境負荷を減らした車への優遇税制が自動的に行えるし、電気自動車の場合排気量換算の係数で調整が可能だろう。
まぁ、高級車にお乗りのお金持ちには少し負担が増えるかもしれないが、2.5リットルを超えるような高級車の場合それに見合った税負担があっても悪くはないと思う。そして排気量比例(二次関数的ではあるが(笑))の計算式だから、軽自動車が非関税障壁だなどということも言われなくて済むだろうしな。
また、今後登場するであろう超小型モビリティについては、基本EVになるであろうが、排気量を330cc相当と仮定し0.4リットル未満の排気量カテゴリに入れて、上記の計算式に当てはめ、プラスマイナスを逆転させると年額6,000円になる。妥当な線じゃないだろうか。
グロスの税収を見てからでないとこうした計算が有効なのかどうかはわからないが、過不足が出るようであれば定数部分の調整を行えばいくらでも修正はできるし、排気量との関係性と、基本排気量600cc〜700cc未満は7,200円と言う線を崩さなければ不公平感の少ない税制が組み立てられるんじゃないだろうか。
- 2013.12.14 Saturday
- 05:39
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