武器を取れ・・・ただしプロに限る

12月8日、開戦記念日だ。そこでここのところ喧しい秘密保護法などにもちょっとふれた話題を話してみたい。まぁ一部に戦前の治安維持法の再来だなどと騒ぐ向きもあるようだが、これはギャグとして受け流しておく。

と言うことで、まずは結論から言おう。秘密保護法は必要不可欠だし、憲法9条はとっとと廃止して軍備を整えるべきなのだ。何故かと言えば国民を戦禍に巻き込まないためであり若者を戦地に送らないためだ。

まずちょっと考えてみよう。日本は現在戦争のできない国なのだろうか。答えは否である。現在どころか、自衛隊が創設された60年前には外国による攻撃に対応する抗争は自衛戦であり憲法9条とは矛盾しないと言うことになっている。

つまり、外国軍が攻めてきたら戦争やっちゃってOKなのが現在なのだ。但し、敵の長距離ミサイルや足の長い航空兵力の基地、公海上の敵軍艦などに対する攻撃は許されていない。つまり自分の家に土足で踏み込まれても、敵を家の外に追い出すか家の中でやっつけてしまうのが限度で、家の外では手を出しちゃいけないってことだな。

だから「こんな憲法/法律を作ったら日本は戦争のできる国になってしまう。」と言うのはとんでもない事実誤認と甘えによる認識なのだ。今でも戦争はガンガンやれるし、むしろ今の方が戦争になったら若者を徴兵する可能性はうんと高い。

なぜなら今の自衛隊は憲法9条の縛りと予算の関係で充分な兵力を持っていないからだ。戦争になれば取り敢えず前線で死んでくれる若者は不可欠になる。戦争をしたくなくても外国が攻めてきたら応戦をしないと、今度は女性や子供を丸腰で敵の標的にすることになるからだ。まぁ、俺を含めて年寄りはこの際若者の代わりに盾になるとしても、女性や子供はそうはいかない。鉄砲の弾の標的ならまだマシで、女性や子供にいかがわしい武器が使用されるのは歴史が教えている通りだからな。

また、戦争が起こること、敵軍に攻め込まれる可能性を考えることは非常に重要なことで、武装しなければ誰も攻めてこないなどと言うのは大きな間違いである。現在進行形でチベットや東トルキスタン共和国などを見てみれば判る。男性を異郷の地へ連れ出し、侵略民の男性によって女性を妊娠させると言う民族浄化まで受け入れざるを得ない状況に陥ったのは充分な防衛力を持たなかったからなのだ。

そこで、だ。戦争のプロとして訓練を受けた自衛隊員と、泥縄式で兵隊に仕立て上げたニワカ自衛隊員、どっちが効率よく死んでくれるかだな。言うまでもないだろう。平時から志願兵として訓練を受けている自衛隊員が1人増えれば、侵略され始めてから慌てて徴兵した若者10人の命が助かると考えてもまだおつりがくる。

だからこそもっと軍備を増強する必要があると言うことなのだ。もちろん物には限度がある。予算だって有り余ってるわけじゃないしな。それに日本に一番不足している軍備は一番金のかからない物、「自分の国は自分で守る」と言う基本的な意識なのだ。

憲法9条に甘えている連中は、「日本は戦争できません。」と唱えておけば世界中が日本を守ってくれると思っている。とんでもない話だ。戦争の相手にするのに「戦争できない国」ほど格好の標的はないだろう。

日本を守っているのは自衛隊と言う通常戦力に限ればそれなりに強力な軍隊と、人間離れして強力なアメリカ軍人、そして核戦力を含んだ彼らの超火力なのだ。それでも今はまだ日本はアメリカの好意に頼って何とか息ができている。しかしロシアの復権、中国の台頭によってアメリカも日本ばかりを見ているわけにはいかなくなってきたのが現状だ。

そしてマスコミのミスディレクションに見ごとに引っかかって訳も判らず反対するノイジーマイノリティばかりが目立つ今回の秘密保護法。

紙芝居でもやろうか、絵はないけど。(笑)
=====
あるところに日本さんと言う奥さんがいましたとさ。ご近所の状況に疎い日本さんは、町内でも有数の実力者アメリカさんと言う奥さんに「アメリカさんはどうやって上手くやってるの?」と尋ねます。アメリカさんは弱い日本さんをかわいそうに思って「誰にも言っちゃダメよ。」と釘を刺して近所づきあいのコツとかを伝授してくれました。

それを横で聞いていた日本さんの娘、サヨクちゃんは学校で「アメリカさんはこんなこと言ってたよ」とふれまわります。うわさが町中に広まり、アメリカさんは立場が悪くなってしまいました。困ったアメリカさんは日本さんにはこれから何も教えないようにしようと心に決めたのです。日本さんが娘のサヨクちゃんに「自分の秘密だけじゃなくて他人の秘密も軽々しく喋っちゃダメよ」と言うしつけをしなかったために日本さん一家は町内に住んでいられなくなりましたとさ。
=====
ま、そう言うことだ。

これまで日本に秘密保護法がなかったのも驚きだが、今回のこの法律でもまだまだ不充分で、国家の安全保障にかかわる情報についての罰則は、死刑とまでは言わないまでも「20年以上の有期刑または無期懲役」ぐらいに設定したスパイ防止法の制定が望まれるところだ。

そうした情報管理が甘いと、ますますもって外国からの侵略をうけやすくなる。それはつまり昨日まで普通の青春を楽しんでいた若者が最前線で敵の銃弾の標的にされるって言うことに直結すると言うことなのだから。


以前、尖閣諸島での海保の活躍がYoutubeに流された事件があったが、その当時の政権と毎日新聞、朝日新聞

政府の機密事項を漏洩した公務員に対する厳罰規定がないのが問題だ。

と大騒ぎしたことは記憶に新しい。その舌の根も乾かないうちに秘密保護法がダメだと叫んでいるのだから、ある意味本音丸出しで人間上等な連中が踊っているのかなとおかしくなったりもする。
まぁ、今回の秘密保護法の制定についてはその流れが基本にあったから生まれたようなものなので、怪我の功名と言っても良いかな。






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。









関連する記事
コメント
  • ひなたぼっこねこ
  • 2013/12/08 6:37 AM
「アニーよ、…!」と浮かぶお年頃、今なら進撃…のアニ(^^;;?

奥さん同士のの会話は大事ですね、お嬢ちゃんのしつけも。
でも、旦那だか坊やだかもコミュニケーションしっかりしないと、
「俺のやることはみなOK、あんたらはテロ」では
DV家庭になってしまいます、基準が個人の中にあってはいけない。
採決の強引さは異常としか表現できません。
マスコミの、法案成立を見越した反対の盛り上がりも
気持ちが悪い、論点をぼかしてみえます。
などなど、書くと長々しくなってしまいますが。

今朝は、ブログのアップ時間少しはやかったかも…?!
と、コメントしたかっただけなんです…。

 

ひなたぼっこねこさん>
おはようございます。

>あんたらはテロ
あの発言はどうかと思いますね。言ってることは文章全体を読めば非常に妥当なことなのですが、その部分だけを抜き出して故意に曲解されあげつらわれるであろう立場に自分がいることが判っていない。

あのブログでの発言は法案が可決されてからでよかったはずですね。自分の立ち位置が見えてない人は政治家として未熟だと思います。

>ブログのアップ時間少しはやかったかも…?!
ですね、珍しいなって思って読んでました。青息吐息仲間なのでちょっと嬉しかったけど。w

 

遅れ馳せながら、
お誕生日おめでとうございます。
真珠湾攻撃の日、とは覚えて居たのですが
ハワイ時間と日本時間が逆になりました(´・_・`)
当時の外務省じゃ有るまいに(笑)
期せずして記事の内容に触れなくても繋がりました。

管狸人さんの戦争に関しての記事は
ますますわかり易くなっていますね。
軍備拡張=戦争、**=戦争
と言う短絡的発想の人が
余りにも多いのでこう言うわかり易く
啓蒙的な記事が増えれば良いのにと思います。
そうだ、こう言う記事こそいいね!と
共有をすれば良いんだわ!

 

beautyhelpさん>
こんばんは。

>お誕生日おめでとうございます。
ありがとうございます。m(_ _)m

>当時の外務省じゃ有るまいに(笑)
あはははは。こうした基礎知識が人生を豊かにしてくれますねぇ。^^;

>ますますわかり易くなっていますね。
ありがとうございます。今月も順調なアクセスの推移が見られますので、多くの方に読んで頂いている事を意識して、内容に対する賛否はともかく、表現については冷静で平易なモノになるよう努力します。

 

コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

 


プロフィール


 管 
  

  
 
  スピンオフサイト: 

俺と糖尿病の15年戦争 
2019-05-15更新 



にほんブログ村最新記事

おすすめコンテンツ


カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>


最近のコメント 10件



健康向上♪

 送料無料! 

iHerb なんと$40以上の購入で
・アメリカから送料無料!
・購入金額の5%off!!

↑終了日未定早い者勝ち!!↑

このバナーからの初回注文は
最大25%OFF!

表示中のエントリー

カテゴリー一覧

月別記事庫

記事情報

最後に更新した日:2024/03/27

サイト内検索

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM