晴明神社

先日紹介した桔梗守りのエントリでも書いたように、こっちのブログでは晴明神社を紹介してなかったので改めて参拝してきた。

陰陽師の漫画・映画などで非常に有名な人物だから、いまさらご由緒を紹介するまでもないのかもしれないが、平安時代の陰陽博士・天文博士、安倍晴明公をお祀りする神社である。

有能で有名ではあるが出自がいま一つ明確ではなく、最終的な官位も従四位下と公卿にも列せられていないし、没後贈位もないようだ。

晴明公の時代には三位以上の人に使うと言う敬称だが、時の一条天皇に稲荷神の生まれ変わりとまで言わしめた貴人なので、従四位下の官位だったがあえて安倍晴明公とお呼びしたいと思う。


今回は写真がやや多いが、摂末社は一つしかないので前後編に分けず一回で紹介してしまおう。

画像は全部クリックで別窓拡大する。


一の鳥居

この鳥居は堀川通と言う広い道に面しているが、このあたりは山名宗全が陣を張った場所の最前線にあたるので、応仁の乱の戦火でこの神社も被害を蒙ったらしい。その後、豊臣秀吉公による京都の区画整理のせいもあってこの神社は廃れるままだったそうだ。

ちょっと乱暴な言い方をすれば応仁の乱は被害が大きかった割に、もとを糺せば山名宗全の企てたクーデターが結局10年以上継続した上、どっちが勝ったのかもわからないgdgdな内乱だったし、山名宗全も途中病死している。

太閤さんも栄耀栄華を誇ったようで、結局事実上一代限りの天下人に終わっている。


やっぱり安倍晴明公は怖い方だったのかな。






狛犬さん




現在の一条戻橋に架け替えられる前に使われていたものが、境内に移されて保存されている。橋自体はミニチュア化されていて、脇にはこっそり式神さんが佇んでいたりする。

なんでも、安倍晴明公は式神を使役されていたのだが、奥方が怖がるので屋敷内には置かず、屋敷の南東にある一条戻橋の下に待機させていたとか。

微妙に可哀そうな気もする。w




一頭だけの狛犬さん。

いわゆる獅子・狛犬ペアの狛犬さんのほうなのだが、なぜにぼっちなのかは不明だ。また、ちょっと普通の狛犬さんとはデザインが異なるのだが、聞いたところによると台湾の狛犬に似たようなタイプがあるらしい。







日月柱(にちげつちゅう)

もともとはこの後紹介する四神門の門柱だったそうだ。明治37年9月晴明公九百年祭紀念の文字がある。時期的には日露戦争の真っただ中だな。

一年後には日露戦争が講和に至っているので、晴明公に武運戦果を祈って講の人々が寄進したのかも知れない。


一度荒廃した後再興されたこの神社だが、ここまでは、昭和25年にさらに元の位置近くまで広げられた境内を紹介してきた。その部分を抜けると一方通行の葭屋町通(よしやまちどおり)と言う細い道に抜ける。それを越えると幕末に再興された部分の境内に入る。




境内正面。

二の鳥居は嘉永六年九月の彫刻がある。ペリー来航の三か月後だな。先に紹介した日露戦争と言い、もしかしてこの頃もまだ陰陽道の呪詛による異族殲滅の呪が期待されていたのだろうか。

そうなら、そろそろ篤志家には何か寄進してもらわないと・・・(笑)






晴明神社のシンボル、桔梗の花に囲まれる狛犬さん。




社名碑。脇には晴明公の居館址である旨の彫刻がある。




四神門(しじんもん)

境内の堀重門である。晴明公の居館であった頃は、使いなどが訪れると無人のまま開き、帰ると勝手に閉じたことから一般人には見えない式神が開閉していたと言われたとか。

現在のこの門は、それに倣ってやはり無人のまま自動で開閉する・・・電動なだけだが。




四神門の門柱には方位に合わせて四神のモチーフがはめ込まれている。

青龍(東)玄武(北)
朱雀(南)白虎(西)


以下の二枚の写真は壁紙や待受に加工したい人用に、クリックで開く画像がかなり大きくなっているので注意してくれ。3648×2736≒10MPx./約4MB。
4:3のアスペクト比だが 4K未満の解像度であれば画質を落とさず加工できると思う。




晴明井

晴明公が念力で湧出させた水だそうだ。上でも紹介した通り、豊臣秀吉公が京都の区画整理を行った際、聚楽第の近所に千利休の屋敷を造らせたのだが、まさにここがそれにあたる。

利休はこの水で茶を点てたのだとも言われているのだが・・・秀吉の不興を買って切腹したのはこの井戸の辺りだったと言われていると社伝にある。


でも、病気平癒のご神徳がある水だそうで、みんなが汲みすぎないよう、一人500mlまでの注意書きが挙げられている。実際この水、飲んでみたところかなり甘みを感じる良い感じの軟水だと思う。


以前のエントリでも紹介したが、この井戸を写真に撮って待受けにすると運気が向上すると言う話がある。社伝にはないのでただの俗説・噂話の類だろうと思うが、俺の携帯もスマホも、待受画面はこれだったりする。(笑)




手水舎




透塀に付けられた軒唐破風の拝所。




中を覗かせて頂くと、本殿正面には金の狛犬さんがいた。




全体像。一番奥が銅葺三間社流造のご本殿、その手前の切妻屋根が拝殿と幣殿、そして一番手前が上で紹介した軒唐破風だ。

繰り返しになるがご祭神は

安倍晴明 
あべのせいめい


平安時代の官僚で陰陽博士・天文博士。と書いてしまえばきわめてあっさりしているが、その活躍と実績は世に遍く知られているところだ。





末社・斎稲荷社(いつきいなりしゃ)

ご相殿に天満社、地主社。主祭神は稲荷神さまであるが、賀茂の斎王が参籠するところにあったお社と言う意味だそうだ。




末社社殿。




ご神木の楠と左下に厄除桃

どちらも撫でる物なのだが、ご神木には生命力を頂き、桃には悪しきものを擦り付けるのだそうだ。桃は真鍮製なので、この季節は横に火傷防止用の水が置かれている。




晴明公の銅像

袖の中では印を結んでおられるらしい。




そして晴明公の銅像の脇では桔梗が盛りだった。






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コメント
  • 夢猫
  • 2013/07/20 8:22 AM
おはようございます(^^)

…一昨年参拝した時に…ご神木に抱き着いて会話している女性を見ました

摩訶不思議(笑)

 

夢猫さん>
こんにちは。

>ご神木に抱き着いて会話している女性
いや・・・それは・・・^^;;;

>摩訶不思議(笑)
むしろ「不気味」と言いたいです。w

 

  • ひなたぼっこねこ
  • 2013/07/20 4:20 PM
桔梗の紫が上品ですね。
こうして拝見すると広く感じますが
実際にはこじんまりした境内をウロウロしたのが
数年前、懐かしいです。
一の鳥居の晴明五芒星をバスの車窓から見つけて飛び降り、
同行の下の子にぶうぶう文句言われましたが、
ぜったいおまいりして良かった神社です。

 

ひなたぼっこねこさん>
こんにちは。

>こうして拝見すると広く感じますが実際にはこじんまりした境内
そこはそれ、たぬきですから。ぽん♪

>一の鳥居の晴明五芒星をバスの車窓から見つけて飛び降り、
なかなかの行動力。^^;

>ぜったいおまいりして良かった神社です。
そう思います。私も大好きな神社の一つです。

 

  • Maryam F D
  • 2013/07/21 12:46 PM
一の鳥居の晴明五芒星

最後の画像の桔梗のお姿をモチーフにしたのかしら・・・

などと勝手に想ってしまいました。<(_ _)> 

 

Maryam F Dさん>
こんにちは。

>最後の画像の桔梗のお姿をモチーフにしたのかしら・・・
その通りですよ。紋帳には「晴明桔梗紋」として掲載されています。

 

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