大将軍八神社 後編

プロバイダ工事のため更新が遅くなった。さて、昨日の続きだ。

写真はクリックで別窓拡大する。


この神社はもともと平安遷都と同時にこの地に鎮座されたのが始まりで、平安中期から末期に掛けて制作された神像が百体以上保存されていたそうだ。そのうち80体が1970年代に重文指定されたため、この方徳殿と言う宝物庫を築造して保管されている。

年に数回公開されるようだが、普段は入れないので外側だけ。入り口横には大将軍神さまご自身がセキュリティとして睨みを効かせておられる。w




末社・五社


向かって左から

大物主命(おおものぬしのみこと)さまと崇徳天皇(すとくてんのう)をお祀りする
金毘羅神社(こんぴらじんじゃ)
交通安全の守護神


秦氏の祖霊神をお祀りする
長者神社(ちょうじゃじんじゃ)
金運の守護神

菅原道真(すがわらみちざね)公をお祀りする
天満宮(てんまんぐう)
学問の守護神


倉稲魂命(うかのみたまのみこと)さまをお祀りする
稲荷神社(いなりじんじゃ)
開運の守護神

事代主命(ことしろぬしのみこと)さまをお祀りする
恵比寿神社(えびすじんじゃ)
商売繁盛の守神

ご祭神は俺の推定だ。ご神徳は各社の前に御由緒書きとして札があったので、それを引き写した。




末社・三社

向かって左から

猿田彦命(さるたひこのみこと)さまをお祀りする
猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)
導開きの守護神

宗像三女神さまをお祀りする
厳島神社(いつくしまじんじゃ)
芸能の守護神

稲荷神の神使狐をお祀りする
命婦神社(みょうぶじんじゃ)
女性の守護神





摂社の案内札があった。




摂社・大杉神社


ご祭神は不明だが、社名からしてこの地にあった杉の大木のご神霊かもしれない。地主神社(本社が創建される以前からその地に鎮座し崇められていた神様のお社)としての性格を持っているらしいので、平安時代以前からここで信仰されていたのだと思う。




さて、案内札にあったもうひとつの神社、豆吉明神さまが見当たらない。辺りをうろうろしてみたがどこにもない。

で戻ってきてよく見ると・・・ご社殿の向こう側に小さな鳥居の様な物が。

もう一枚上の写真、鳥居正面の写真を見直してみると、大杉神社のご社殿の左下に可愛いお社が。




もちろんしっかりしゃがんでお参りしてきましたともさ。




向かって左:摂社・大金神社(だいこんじんしゃ)
向かって右:摂社・歳徳神社(さいとくじんしゃ)

ちょっと気をつけてほしいのは、「だいこんじん・しゃ」「さいとくじん・しゃ」と区切る位置だ。くれぐれも「だいこん・じんじゃ」と読まないように。w

どちらも陰陽道の方位神である。大金神さまは凶神で、その方位を犯すと家族や近隣7人に死が及ぶとまで言われた恐い神様である。大金神さま、姫金神さま、巡金神さまがおられるが、詳しくはでも買って調べてくれ。ここで説明するにはちと量が多すぎる。

一方、歳徳神は吉神さまで、この神様の回座される方向が恵方とされる。今年は丙の方向(南南東やや南)で、節分にはそちらを向いて丸かぶりした人も多いだろう。w




ご神木・招霊木(おがたまのき)。

木蓮の仲間の常緑樹で、榊の代わりに使われる事もあるとか。別名、神代榊。




この神社は、一条通の御前通と西大路通の間にある商店街に面している。で、その商店街ってのが・・・w

テレビなんかでも再々紹介されているが、妖怪を売り物にしている。^^;

どうやらこの辺りの一条通りに付喪神の百鬼夜行伝説があるのを町おこしに利用したらしい。付喪神(つくもがみ)は古くなった道具が妖怪化したものだが、それがまた商売に利用されるとは、究極のリサイクルだな。(笑)




和菓子屋さんの店先には狐面の妖怪さんが。この辺りのお店の表にはそれぞれ創意を凝らした妖怪人形がさりげなく客引きをさせられている。




そうそう、この神社は有名な北野天満宮からも近い。合格祈願に来た際にはちょっと立ち寄ってみても良いんじゃないかな。






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コメント
陰陽道深過ぎますね。
占い系は皆難しい…

タヌキさん画像は衣更えの時に
夏バージョンに替えるんですか?
後、前から気になっているのが日付の後の
季節と言うか節気?の言葉です。
啓蟄とか雨水みたいな。
4月から加わりましたよね。
随分細かいですね。

 

beautyhelpさん>
こんにちは。

>夏バージョンに替えるんですか?
いえ、年中着たきりタヌキです。w 一張羅なもので。ww

>季節と言うか節気?の言葉です。
はい、あれは七十二候と言って、二十四節季をそれぞれ初候・中候・末候に三分割したものです。したがって初候は二十四節季の日と一致します。それに八十八夜などの雑節をくわえて少しでも季節感を出そうかなと。

概ね5日に1回は何か入ると思います。次は21日の二十四節季・小満と七十二候の蚕起食桑ですね。

 

  • ゴロ助っ♪
  • 2013/05/17 11:06 PM
こんばんはっ(^^)/
女性の守護神・・・気になってしまい。
勘弁して下さーいッ!!
って・・・サガですねぇ・・・わずかでも知りたくなってしまい。

中国にやはり行きつくものだなぁ、ってなにかと。

招霊木さま。
これはぜひこの目で見てみたいものです。

昨日同様、種類は違いますがごった煮。
京都、今ならばとても趣き深く歩けそうです。

その前にお財布、京都の商人さま。
まるはだか、帰宅できなくなるかなぁ、などなど・・・。
行く前から笑ってしまいます、写真からの情緒?

 

ゴロ助っ♪さん>
こんばんは。

>女性の守護神・・・気になってしまい。
まぁ、女性の官職ですからねぇ。^^;
ただ、お稲荷さんとのかかわりの方が深いんですよね。

>その前にお財布、京都の商人さま。
>まるはだか、帰宅できなくなるかなぁ、などなど・・・。
以前聞いたところによると、悪徳商法の会社は京都に本社があることが多く、被害者は東北の人が多いそうです。

東北の人、ごめんなさい。m(_ _;)m

 

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