大将軍八神社 前編

今回紹介するのは、もともと方位神を祀る大将軍八神社(たいしょうぐんはちじんじゃ)である。方位神は陰陽道の神さまで、神仏習合時代には様々な宗教の神様が同一視されたようなブイヤベース状態だったのだが、明治の神仏分離令で日本神話の神様に改められたといういきさつもある。


写真はクリックで別窓拡大する。


正面石鳥居は明神鳥居で扁額はかなり新しい。近年掛け替えられたのだろう。神仏習合時代の名残なのか、境内参道は本殿に対して斜めに配置されす、正中をまっすぐ通っている。




神門。



こちらは内側から見たところ。あっさりとした高麗門である。




境内全景、こじんまりした神社だ。






神社の規模の割に狛犬さんは立派かも。




狛犬さんの間、ちょっと社殿寄りの正中にこのような方位を示すモニュメントがしつらえられている。ご鎮座1200年記念に据えられたものだそうだ。

(り)(そん/たつみ)は南東(こん/ひつじさる)は南西を指している。




権現造の社殿。この規模の神社で権現造りは珍しいのではないだろうか。近くにある北野天満宮も権現造だが、もしかすると影響があるのかもしれない。

主祭神は

陰陽道の八将神の一、大将軍(たいしょうぐん)と習合された
素戔鳴尊 さま
すさのおのみこと

【大将軍は太白(たいはく)とも言い、この神が回座された方位は結婚や縁組、伐採、建築造作、引っ越し、旅行などは凶とされる。同じ方位に三年間居続けるため三年塞がりともいう。2013年から3年間は卯の方向(真東)におられるそうだ。】


それに他の八将神と習合された神様を配されている。

大歳神(たいさいじん)と習合された農業の神様
天忍穂耳命 さま
あめのおしほみみのみこと
大歳神は歳星(さいしょう)とも言う。木曜星の神格で、陰陽道では万物を司るとされる。そう言えばローマ神話のジュピター(木星)も万物を司る神々の王だな。回座方向での伐採、訴訟、交渉などは凶。商取引、結婚縁組、引っ越し、建築造作は吉。植林は大吉。2013年は巳の方向(南東やや南)におられる。】


大陰神(たいおんじん)と習合された宗像三女神の一柱
市杵嶋姫命 さま
いちきしまひめのみこと
大陰神大歳神の后ともされる。その年の陰事を司る神で、この方位に向かってのお産は禁忌ともされるようだ。一方、芸術・学問・研究に関しては大吉である。2013年は大将軍と同じ卯の方向(真東)に回座されるようだ。】

歳刑神(さいぎょうじん)と習合された宗像三女神の一柱
田心媛命 さま
たごりひめのみこと
歳刑神辰星(しんしょう)とも言う。水曜星の神格で刑罰を司り殺伐の気があるため、回座方向に向かっての播種始め、動土、伐採などは凶、破壊や武道の習得には吉となる。2013年は申の方向(南西やや西)に回座されている。】

歳破神(さいはじん)と習合された宗像三女神の一柱
湍津姫命 さま
たぎつひめのみこと
歳破神は塡星(ちんしょう)とも言う。土曜星の神格で回座方向に向かっての動土建築、旅行移転、婚姻縁組はよくないとされ、禁忌を犯すと家の主や会社の経営者に難が及ぶとされる。2013年は亥(北西やや北)の方向に回座される。】
・・・京都から見たら舞鶴、そして日本海を越えてウラジオストクだな。ま、出張の予定はないから良しとするか。w


歳殺神(さいさつじん)と習合された産業の神様
天穂日神 さま
あめのほひのかみ
歳殺神熒惑星〈けいこくしょう〉とも言い、金曜星の精で殺気が激しく万物を滅するとされるため、武器や刃物の入手以外においては凶方向とされる。2013年には辰の方向(南東やや東)に回座される。】

黄幡神(おうばんしん)と習合された神様で滋賀県彦根市の地名の由来となった
活津彦根神 さま
いくつひこねのかみ
黄幡神羅睺星(らごうせい)とも言い、道祖神様と同じように祀られた神様である。
羅睺星は月日の光を食らうとされ、万事に凶だが、武芸や戦争に関することは吉とされる。2013年には丑の方向(北東やや北)に回座される】

豹尾神(ひょうびしん)と習合された熊野大社の旧ご祭神
熊野櫲樟日命 さま
くまのくすびのみこと
豹尾神計都星(けいとせい)とも言い、本地垂迹の考えでは三宝荒神を本地とするので特に不浄を嫌う神である。したがってこちらの方向を向いての排便や動物の譲受などは凶事とされる。2013年は未の方向(南西やや南)に回座される。】
・・・トイレがそっちの方向を向いてたらどうするんだろう。つか、洋式便器の場合、どっちが「向いている方向
」になるのかな。時代が進むといろいろ難しいねぇ。(笑)

以上だ。陰陽道の方位神、八将神についての説明をいれたので長くなった。素人だけに間違いがあってもカンベンして欲しい。(笑)




社殿のうち、これがご本殿部分になる。




ご本殿を後ろから見たところ。




向かって右側がご本殿、左側が拝殿、出っ張っている部分の内部が石の間になる。この三つの入母屋造の棟を、正面から見た時向拝の上に妻が見えている棟を直交させていると言う造りなのだ。




ご本殿の真裏にが奉納されてあった。由来は判らない。

と言う事で続きはまた明日。






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今日の七十二候 5月16日 竹笋生ず
(たけのこしょうず)




コメント
  • ゴロ助っ♪
  • 2013/05/16 11:33 PM
こんばんはっ(^^)/

「ブイヤベース」!!
数秒沈黙のち笑い(^_-)-☆

便座で思い出しましたが大真面目。
妻だけでなく・・・。
反対方向におわします・・・そんな冒涜を思って見たり。

神の味噌汁・・・そんなのもあったかな、と。
いつもながら都は怨霊ごった煮? 大変な畏れ。
時代が作ってくれたんだろうなぁ、って。。

 

ゴロ助っ♪さん>
こんにちは。

>反対方向におわします・・・そんな冒涜
ぶわっはっはっは。wwww

>時代が作ってくれたんだろうなぁ、って。。
若いころよく考えました。都が移ってきてから後でも、俺の立っているこの真下で何人の人が死んだんだろうなってね。^^;

 

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