石清水八幡宮(京都府下・八幡市)前編

先日の飛行神社に続いて京都府八幡(やわた)市にある

石清水八幡宮
いわしみずはちまんぐう


を紹介しよう。

皇室の二所宗廟として伊勢神宮とともに重要な役割を果たしている神社である。もちろん八幡宮の総本社は大分県の宇佐神宮であるが、平安時代に皇室から見てあまりに遠国にあるという事で石清水八幡宮が代わりを担って現在に至っている。

写真はクリックで別窓拡大する


石清水八幡宮は京都府八幡市の鳩ヶ峰(通称:男山)と言う140メートルほどの山にある。もちろん本宮は山頂だ。




本来は山麓の下宮にある一の鳥居をくぐり、頓宮から二の鳥居を通って山を登ってここまで上がってくるわけだが、現在はこういう事情がある。

従って下からのルートは、非常にわかりにくい道で自動車か、京阪八幡市駅から男山ケーブルで山頂まで登るかという事になるのだろう。もちろん遠回りだが自動車用の道を徒歩や自転車で上るのも可能ではある。

まぁ、土砂崩れがなくてもいつも車で上がってくる俺は横着モノ。w




これが山上にある三の鳥居




鳥居の先をまっすぐ進んだ先の手水舎




そして南総門だ。今は初詣の準備に忙しそうだ。薦被りの酒樽も入れ替え時期のようである。これを楼門と勘違いする人がいるが、これは総門である。





総門を内側から見たところ。ちょうど逆光になってちょっと見にくい。




社殿の全体像。真中が楼門、その真後ろにあるのが回廊で、ここに神職たちが立ち並んで毎朝大祓詞を奏上している。

この八幡造りと言う構造はなかなか難しいのだが、基本は切妻造、平入の建物を二棟,長辺でくっつけて樋を設え、その真下に間の間と呼ばれる小部屋がある。

さらにそれを回廊で取り囲み、拝殿を設けたのが八幡造りの基本だ。




この神社の場合、拝殿のある側に幣殿舞殿が続き回廊に接続する。さらに回廊の外側に楼門があるという構造だ。賽銭箱のあるのは楼門の下で、一般の参詣はここから行うようになっている。





楼門から内部を望む。これは回廊を通り越え、舞殿から幣殿を望んだところ。突き当りの部分が外殿の拝殿にあたるのだと思う。

一番奥の拝殿の前には金の狛犬さん




しかし、一般に狛犬さんは鳥居の前にいるものなのだが上宮(山上の神域)には、摂社の前を除いて他に狛犬さんは見当たらない。しかし、上の楼門の写真、賽銭箱の真上を見てくれ。

蟇股(かえるまた)の部分に鳩が向かい合った錺金具が付いている。鳩は神使、さらによく見ると、向かって右のハトさんはちゃんと口を開いて阿形を形作っている。

という事で狛犬ならぬ狛鳩さんなのだ。





午前8時30分に国旗掲揚、国歌演奏があったのち神職たちが回廊に参列し、大祓詞を三回奏上する。




夜明けの遅い冬の場合、そのころに楼門が朝日に輝くのだ。




普段はこの境内から楼門下の拝所へは階段を上るのだが、初詣など人がたくさん集まる時期にはこのような木製のスロープが掛けられる。

そこに緋袴の巫女さ・・・っと、大事なことを書き忘れていた。ご祭神のお名前だ。(笑)

気を取り直して・・・ご祭神さまは

八幡大神
やはたのおおかみ


さまである。武運長久の神として源氏の信仰も篤かったと聞く。八幡大神さまは一柱の神様ではなく、複数の神様の総称である。

中御前様は

誉田別尊
ほむたわけのみこと


さま。第15代応神天皇のことである。


西御前様は

比彗膺
ひめおおかみ


さま、すなわち宗像三女神である多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)さま、市寸島姫命(いちきしまひめのみこと)さま、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)さまのことである。


さらに東御前様は

息長帯姫命
おきながたらしひめのみこと

さまだ。中御前様、応神天皇のお母さまである神功皇后である。


中御前様の応神天皇より有名な女傑であろう。応神天皇を懐妊した状態で三韓征伐を行い、新羅はじめ朝鮮半島を平らげた司令官である。

魏志倭人伝に言う邪馬台国第三代国王壱与ではないかと言う説もあるようだが、確かに武勲に優れ政治に辣腕をふるう姿は、卑弥呼亡き後荒れた邪馬台国を笄年に満たぬ13歳にして再興させた壱与の姿と重なると言っても良いだろう。

という事で続きはまた明日。






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コメント
  • beautyhelp
  • 2012/12/23 5:07 PM
徒然草でお馴染みの岩清水八幡宮の
細かい所は興味深いです。

狛犬ならぬ狛鳩の嘴がきちんと
阿形になっているのを見て
「ホントだ!」
と叫びました(笑)

この前の神社だと思いますが
狐さんの顔が凄く恐いの
有りましたよね。

神社の狛犬や狐さんとか
型があまり決まっていなくて
色々自由な感じで神社によって
個性が違う所が面白いです。

明日も楽しみです。

 

beautyhelpさん>
こんばんは。

>徒然草でお馴染みの
ルートを検索してみました。片道18.8km思ったより距離は短かったですが、それでも徒然草の時代に徒歩で参詣しようと思ったら、一泊旅行になったかもしれませんね。若者なら健脚でしょうが、老法師の話ですし。
これがルートです↓
http://goo.gl/maps/prpTw

>神社の狛犬や狐さんとか型があまり決まっていなくて
>色々自由な感じで神社によって個性が違う所が面白いです。
本当ですね。もともとは狛と獅子だったのですが、いつのまにか狛犬さんになってるようですしね。ちょっと遠いのですが、京都府下北部には狛猫さんもいるようですから春になったらお参りに行ってみたいです。

 

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