先日、いつものように病院に出かけた。で、どうもお薬が合っていないようだとのこと。
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これまで使っていたのは、週に一回注射するだけのこいつ。グレーのカバー外して腹に押し当て、ロックを解除して緑のボタンを押すだけで、自動的に注射されて針の引き抜きまでやってくれる。
けど、どうも4日目ぐらいから効き目が落ちてるような気配が。w
で、今度は毎日注射するタイプのこれに変更。同じ分類の薬(GLP-1受容体作動薬)だが、中身が少し違う。先っぽの針だけ交換して使うのだが、約17日分入っている。針をねじ込んで、ダイヤルで注入量を決め、腹にぷすっと指したらボタンを押して注入。針は上の物よりかなり細いので、痛点に当たらなければ痛みはほとんどない。
もともと上の注射器は使い捨てだったから、なんかすごくもったいないイメージがあった。マイクロプラスチックが世界的な社会問題になっているこのご時世、やはり少しでもプラは少ない方が良いよね。
- 2018.08.23 Thursday
- 05:12
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- by 管狸人
お約束なので、まずはブッ込んでおこう。♪
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それはカチューシャ。w
実は、糖尿病の調子が思わしくない上に、新しく処方された内服薬で副作用が強く出たので、自己注射に切り替えられた。
インスリンではなく、グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体作動薬と言うクスリだ。
見ての通り、結構でっかい注射器だったりする。インスリン自己注射のデバイスよりもずっと大きい。左側の膨らんだ部分を腹に当てて、右端についているボタンを押すだけで、バネ仕掛けで針を刺して注入し、抜くところまで全自動。
当てて押すだけだから「アテオス」。この安易なネーミングが素敵。♪
実際の注射器は、ラベルの左側に見えているグレーの物体がピストンなので、それほど大きいわけじゃない。大きくなっているのはバネ仕掛けで作動するギミックのせいなのだ。
これが使い捨てだけに、ビミョーにもったいない気もする。まぁ、週に1回だけの注射だから良しとしようか。
針はこんな感じで収納されていて、指でも突っ込まない限り針先に触れることはない。
29Gの針なので、外径は約0.33mm。採血でよく使われる22G(約0.72mm)の半分以下の細さだ。とは言え、インスリン自己注射用でよく用いられる32G(約0.23mm)よりは40%ほど太い。
インスリン用には33G(約0.2mm)とか、34G(約0.18mm)なんてのもあるらしいが、細すぎてかえって心配だよな。
で、この29Gの注射針、普通の注射針よりかなり細めだから、痛みも少ないのが売り文句だが・・・
内出血。w バネが強すぎるんだよな。
- 2017.12.18 Monday
- 05:01
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- by 管狸人
コンビニで見かけて、ふと飲みたくなったコーヒー。
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でも、血糖値の関係からあんまり糖分の多いのは勘弁だよなぁ。
できれば 人工甘味料なんかも使ってなくて、甘くない方がうれしいんだけどさ。
おぉ、砂糖も異性化糖も甘味料も書いてない。♪
喜んで購入。
車に戻って、ストローを刺してひとくち。・・・クソ甘い! orz
こっちもよく確認しておくべきだった。w
多分、乳製品と書かれていたのは加糖練乳のことなんだろう。
多分法的には問題ないんだろうが、不親切な原材料表示だよな。
- 2016.07.10 Sunday
- 05:31
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- by 管狸人
だからあっさりと紹介♪
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おー、やってるやってる。
あれが旧附属図書館棟か。正門から見えるってのにほとんど見に来てる人はいないようだな。
うん、ブルーライトアップだ・・・糖尿病患者ですらそれしかコメントできないのが何とも・・・(笑)
隣の棟には何パターンかスライド投影も行われていた。
ざっと見た感じではイスラム諸国、東南アジアとアフリカの大半の国、それにモンゴルと朝鮮半島では行われていないようだな。中南米の実施率が高いのはちょっと意外。
これは一昨日のエントリで使った画像だ。
下手ウマ風に書かれた下手ヘタ文字。www
こんな感じでライトアップされていた。
- 2014.11.15 Saturday
- 00:01
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- by 管狸人
画像をクリックで開催地情報にリンクする。
糖尿病の人もそうでない人も、徒歩で見に行ってはどうだろう。きっといい運動になるぜ。w
- 2014.11.13 Thursday
- 05:25
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- by 管狸人
注意:俺は医療従事者ではなく、医学に関する専門知識を有する者でもない。このエントリに記されたことはII型糖尿病患者である俺が医師の治療を受けながら、自分自身でも試行錯誤した結果得られた個人的な体験を記したものである。従って、同様の試みを別の人が行っても同様の効果があったり好ましくない副作用がなかったりと言う保証は全くない。もし読後にこの情報を参考にしてもらう場合は、適切な専門家の指導のもと自己責任で行われることを強くお奨めする。 |
さて、先日今回の検診結果をエントリにしたが、この一連の減量と血糖コントロールについてひとまず成功したと言う事にしよう。まぁこれからも維持してゆくわけだから終了ってのは語弊があるが、一区切りと宣言しておかないとブログのネタになりにくいしな。(笑)
開始したのは昨年の7月2日。だから今月いっぱいが区切りになるんだが、8週間ごとの受診だから次の受診日は7月末になるんで、検査数値については48週目の今回で一区切りだ。
一連の流れについてはこのエントリを見てもらうか、糖尿病関連をまとめたカテゴリを見てもらえば良いだろう。
数値については変動があったものの、だいたい落ち着いてきたと見て良いだろう。と言う事で開始時と現在の血液検査の値と体重を比較してみる。
検査項目 | 2013年7月2日 | 2014年6月3日 | 基準値 | |
空腹時血糖 [mg/dL] | 264 | ⇒ | 105 | 70〜109 |
HbA1c[%] | 9.6 | ⇒ | 5.8 | ≦5.5 |
中性脂肪[mg/dL] | 112 | ⇒ | 35 | 40〜149 |
LDL-c[mg/dL] (悪玉コレステロール) | 111 | ⇒ | 100 | 65〜139 |
HDL-c[mg/dL] (善玉コレステロール) | 51.7 | ⇒ | 97.5 | 40.0〜99.9 |
BMI (体重kg) | 27.4 (83.0) | ⇒ | 21.3 (64.6) | 18.5〜24.9 (56.0〜75.3) |
まあまあ、我ながらよく頑張った方かな。やっぱりブログのネタにするという目標があると体を張れるってことなんだろう。(笑)
ただ、この数値だけを見ると糖尿病の治療には減量=カロリー制限こそが有効なように勘違いされる恐れがあるので念のため補足しておく。
もちろんカロリーは制限した。体重を短期間で落とすにはカロリー制限なしに行うのは無理だ。
この体重変動のうち66.6kg(BMI=22.0)までの減量は48週間のうち最初の15週間で行った。
だからその間最も厳しい期間は1日1,000kcalまで落とした時期もある。しかし糖尿病の治療と言う目的があるので、それだけでは極端な血糖値変動を招きかねない。
と言うのもカロリーを落とすのに一番手っ取り早いのは脂質を摂らないことだからだ。しかし安易に脂質を減らすとその分を糖質で摂取することに繋がりやすい。たとえば2,500kcalのうち500kcalずつを脂質と蛋白質から摂っていた人が脂質をゼロにしてその分を同じ重さの糖質に置き換えたとすると、それだけで277kcalを減らせることになる。
単純計算で1か月1.2kgの減量が可能になる数値だ。しかし一方で糖尿病患者がその糖質を一日三食に均等割りして摂ったとすると、毎食およそ60mg/dL程度の余分な血糖値上昇を招くことになるのだ。
だから今回はカロリーと糖質を同時に制限してこの結果を得た。ドクター江部が推奨されているほどストイックな糖質制限でもないし、当初思っていたより若干甘めの数値になったが、一日当たり113g以内の糖質摂取量になるよう自分基準を設け、結果としてだいたい一日90g程度に抑えられたんじゃないかと思う。
この減量を始めてから体重計も新調した。体重計を見るとリアクタンステクノロジーって書いてある。体脂肪計はインピーダンスを測定していると思ってたんだが、インピーダンスの虚数部分だけを取り出して測る技術ってことなのかな。
写真がないのも寂しいのでその体重計の数値でも載せておこう。角度の関係で陰になって見難いのはカンベンな。
あまり意味はないが画像はクリックで別窓拡大する。
スピンオフサイトにもクロスポストしなくちゃな。
- 2014.06.09 Monday
- 05:27
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- by 管狸人
画像はクリックで別窓に全容が表示される。
空腹時血糖は少し上がっているものの正常値の範囲内(70〜109mg/dL)に収まっている。そして、これまで毎回わずかずつ上昇してきたので心配していたHbA1cがわずかながら下降に転じた。
HbA1cの基準値はその設定内容によって幅があるのだが、この病院では最も厳しい値の5.5%以下と言うのを採用している。その幅については以下のようなものだ。
8.4%以上:糖尿病患者のコントロール「不可」
7.4%〜8.4%未満:糖尿病患者のコントロール「不良」
6.9%〜7.4%未満:糖尿病患者のコントロール「不十分」
6.2%〜6.9%未満:糖尿病患者のコントロール「良」
6.5%以上:糖尿病の診断基準(これ以上だと糖尿病とされる)
6.2%未満:糖尿病患者のコントロール「優」
6.0%以上:糖尿病の疑いが否定できない数値
5.6%以上:将来糖尿病になるリスクが高い値・メタボ検診で保健指導を行う対象
ってことで、一応Hのフラグは立っているもののコントロールは何とか上手く行っている状況だ。スペックもほとんど変わっていない。65kgくらいでBMIは21.5くらい、体脂肪率は測定タイミングで多少振れるが13.5〜15.5%くらいになっている。
けっこう真面目にコントロールできてるみたいだが、たまに暴飲暴食したくなるんだよな。(笑)
- 2014.06.05 Thursday
- 05:34
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- by 管狸人
ブツは日清食品のサイリウム・ヌードル。ダイエット系ですっかり有名になったサイリウムハスク(エダウチオオバコの種の皮)を関与成分とした特定保健用食品である。
余談だが、商品には「サイリウム(インドオオバコ)」と表記されている。しかし、プランタゴ(オオバコ属)のグループに分類されるインドオオバコはプランタゴ・オヴァタと言う種名が付けられていて、プランタゴ・サイリウムと言う種名を持つのはエダウチオオバコなんだが・・・。ついでに言うと日本のオオバコはプランタゴ・アジアティカって種名が付けられている。
ま、それは横に置いといて、どういう効能があるのかと言うと、許可表示には
おなかの調子を整える食品です。
とある。水溶性・不溶性の食物繊維を大量に含むサイリウムハスクだから、便通を良くするのには一番適しているんだろう。でも、サイリウムの入ったトクホと言う宣伝文句に反応するような人であれば、ダイエットの効果や血糖値上昇の阻害を期待する人が殆どじゃないだろうか。まぁ、便通を良くすること自体は血糖値の調整やダイエットに寄与する部分も間接的には存在しているわけだが。
この商品、ずいぶん前に発売されていたんだが、置いている店があんまりないのとお値段が美味しくないので買ってなかったんだよな。カップヌードルサイズで200円オーバーはちと痛い。
でも、チャンスはやってきた。
画像はクリックで別窓拡大する。
庶民の味方、定番落ち処分。(笑)
それでも179円(税込)だから、普通のカップヌードルなら2個買える。
156kcal / 糖質24.8g。
カップラーメンとしてはかなり抑えられた数値だ。と言う事でさっそくお昼ご飯に頂いてみた。沸騰させたお湯を注いで・・・BGMはもちろん東京事変のこの曲。
めでたく三分後・・・
いや、このルックスはないだろう。orz
箸でかき混ぜてみても、上手くほぐれない。食べてみても食感は悪いし味もダメダメさんだと思う。
こりゃ売れないわな。
お約束の測定。一食とカウントするには寂しいボリュームだからこんなに上がっちゃダメだよな。他のものが一緒に喰えない。
やっぱりカップラーメンてのは糖尿持ちには厳しい食べ物のようだった。
つか、安売りだからと2個買っちゃった。ど〜すんだよ。w
- 2014.04.29 Tuesday
- 05:27
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- by 管狸人
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また少しHbA1cの数値が悪くなった。一旦5.2%まで下げてから、四か月で0.6%悪化したことになる。この数値だけを見たらやはり悪化ととらえるべきなのだろうが、実際のところは
5.2%の時点の方が無理をしていただけ
だろうと思う。
と言うのも、その4か月前にダイエットを開始して、約4か月で体重を83kg→66.5kg、HbA1cを9.6%→5.2%に落としたわけだ。で、その5.2%を達成した時点での摂取カロリーは約1,300kcal/日、糖質摂取量約90g/日だった。もちろんそれでは少なすぎるので、そこから徐々に増やして現在では約1,950kcal/日、糖質摂取量約90g/日にしている。
だから現在、当然のごとく食べる量は増えているし、直接血糖値を上げる糖質は変わらなくても、まわりまわって血糖値が上がる要素はあるのだろうと思う。一応、現在のところ1,900kcal〜2,000kcalの間くらいに体重のバランスするところがあると判ったのでそれを維持している。現在の体重は65kg内外、BMI21.5、体脂肪率15%内外、内臓脂肪率は適正範囲の中ってところだ。
次回の検診でもし6%台に乗っかってくるようなことがあればもう一度ダイエットの見直しを行わなくちゃならないと思ってはいるが、現在はこのままでいいだろう。ドクターは6.2%までは薬がどうとか言うことはありませんと言ってるけどな。
それより気になるのは、正常範囲の中ではあるがLDL-cが急に増えたことだ。多分正月の喰っちゃ寝が悪影響を及ぼしたんだろうと思うが。それとまたドクターが代わるそうだ。今のドクターは結構情報をくれるから良かったんだけどねぇ・・・
「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」
今日の七十二候 2月19日 土脉潤起
(ちみゃくうるおいはじめる)
- 2014.02.19 Wednesday
- 05:22
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- by 管狸人
まずは糖分や脂肪の吸収を抑えると言うトクホ取得の粉末(健康食品扱い)について、栄養成分表を見てみよう。
画像はクリックで別窓にちょっとだけ拡大表示する。
これが30本入って定価は1,890円(税込)だ。結構高いよな。
で、見てみると有効成分は難消化性デキストリンと言う食物繊維である。最近ではトクホのコーラなどにも配合されていて有名なんじゃないかと思う。
で、せっかくのトクホなのに糖質が含まれているようだ。まぁ、難消化性デキストリンはでんぷんから生成するので、ある程度残っちゃうんだろうな。この製品はトウモロコシが原料だが、小麦やジャガイモのでんぷんを原料にしたものもよく見かける。
で、よく見てほしいのがカロリーである。
6グラムで7kcal、食品表示でよく使われる100gあたりの表示にすると117kcal/100gくらいになるのだ。決して少ないとは言い難いカロリーだよな。これはほとんど水分のない粉だから単純に比較はしにくいが、たとえばふかし芋にしたサツマイモで131kcal/100g、ジャガイモで84kcal/100gであることを考えると、思わず数値を見直したくなる。
さて、糖質のカロリーは良く使われるアトウォーターのエネルギー換算係数によると4kcal/gだ。この製品はばらつきが大きいようで1包あたり0.1〜0.8gの糖質が含まれていると書いてある。0.1gだったら0.4kcal、0.8gだったら3.2kcalということになる。このばらつきを無視して、ブッ込みで7kcal/包とやっちゃうのも凄いと思うが、それでも糖質からのカロリーだけで届かないのは明白だ。
ならば足りないカロリーはどこから来たのだろう。実はそれが食物繊維の持っているカロリーなのだ。
食物繊維にはカロリーがある。これって意外と知られていないようだ。もう数値が設定されて10年近くになると言うのに、怪しげなローカロリー食品の宣伝のせいで食物繊維にはカロリーがないと思い込まされている人が大変多い。
もちろんカロリーのない食物繊維素材もある。たとえば寒天とかサイリウムハスクなどがそうだな。一方で糖質の半分ぐらい、つまり2kcal/gのカロリーを持つのはこんにゃくでおなじみのグルコマンナンなどがある。グルコマンナンは水溶性食物繊維で、こんにゃく製品になった後はアルカリ処理の影響で水には溶けなくなっているが、それでも2kcal/gのカロリーは残したままなのだ。
ただ、こんにゃく製品自体は97%までが水だから非常に低カロリーであることは疑いようのない事実ではある。
三大栄養素とはたんぱく質・脂質・炭水化物。このうち炭水化物だけが様々なカロリーバリエーションを持っている。せっかくの機会だからここに紹介しておこう。健康と体重を考える時の参考にでもしてもらえるとうれしいかな。
炭水化物のカロリー
エチルアルコール 7kcal/g
消化性糖質 4kcal/g
糖類全般、消化性でんぷんなど
有機酸 3kcal/g
酢酸、クエン酸、酒石酸など
第1群 難消化性糖質 3kcal/g
キシリトール、ソルビトール、マルトテトライトール、テアンデオリゴ糖
第2群 難消化性糖質 2kcal/g
マルチトール、イソマルチトール、マンニトール、マルトトリイトール、ラクチトール、
フラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ケンチオオリゴ糖、ラフィノース、ソルボース、
ガラクトシルスクロース、ガラクトシルラクトース、スタキオース、ラクチュロ−ス、
サイクロデキストリン(シクロデキストリン / 環状オリゴ糖)など
発酵性食物繊維 2kcal/g
(主に水溶性食物繊維)
第1群 食物繊維素材 2kcal/g
グァーガム、グァー豆加水分解物、小麦胚芽、タマリンドシードガム、プルラン、
水溶性大豆食物繊維、湿熱処理澱粉(レジスタントスターチ)
第2群 食物繊維素材 1kcal/g
難消化性デキストリン、アラビアガム、ビート繊維
難発酵性食物繊維 0〜1kcal/g
(主に不溶性食物繊維)
第3群 食物繊維素材 0kcal/g
寒天、キサンタンガム、サイリウムハスク、セルロース、ジェランガム、ポリデキストロース、
低分子化アルギン酸ナトリウム
第3群 難消化性糖質 0kcal/g
エリスリトール、スクラロース
なお、この基準は日本の栄養表示基準によるもので、たとえばEUなどは非常にざっくりと糖アルコールはすべからく2.4kcal/gと表示すべしなんてやっちゃってる。これじゃカロリーウォッチャーたちが困っちゃうよな。
それと肝心の血糖値への影響について、かなり大ざっぱな表現だが、カロリーの有無とは関係なく食物繊維についてはほぼ血糖値に影響しない。と言うのも、食物繊維は大腸まで行ってはじめて腸内細菌により発酵されて短鎖脂肪酸を産生し、それが栄養としてカウントされる、つまり口に入れた時は炭水化物だが栄養になる時は脂質ってことだからカロリーにはなっても血糖値は上げないってことだ。
一方、難消化性糖質に含まれる糖アルコール(キシリトールやマルチトールなど)の場合は、食物繊維と同じ機序で大腸で発酵する部分もあるが、ある程度は小腸で糖質として吸収されるから、普通の砂糖などの糖質を採った時の半分程度の血糖値上昇を引き起こすと言われている。
例外はエリスリトールだけで、これは小腸でほとんど吸収される代わりに、代謝されず尿に直行してしまうためカロリーもなければ血糖値への影響もない。
もう一つの第3群難消化性糖質のスクラロースは蔗糖(普通の砂糖)を出発原料とする合成甘味料であり、そもそも砂糖の600倍と言う甘さを持っているので、血糖値には全く影響しないのだ。
ところで、話を最初に戻してカロリーの計算を確認しておこう。
上記の表を確認してみれば判るとおり、難消化性デキストリンの持つカロリーは1kcal/gだから、この製品に含まれるカロリーは食物繊維由来のものが5kcalで、残り2kcalが糖質由来のものだとわかる。したがって0.1〜0.8gと幅を持たせているが、換算係数どおりに見た場合、この製品の糖質含有量平均は0.5g/個包装(6g)と言うことになる。
(さかなこおりをいずる)
聖バレンタインデー
- 2014.02.14 Friday
- 05:35
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