Kirkland Signature Siurana DPO

2年ぶりのコストコのオイルだ。この2年でいろいろ変わったみたいだな。

2年前のエントリを見てもらえれば判るが、当時はイタリア産のトスカーノIGPだった。今回のはスペイン産の単一品種オイル、シウラナDPOだ。

シウラナとは、カタルーニャ州タラゴナ県にある小さな村だ。カタルーニャは地中海に面し、東側でフランスと接する、バルセロナを州都とする州である。

画像はクリックで別窓拡大する。


ボトルは2年前と同じ1L瓶。産地呼称保護のEU共通マークが表示されている。イタリアではDOPと呼ばれるが、スペインではDPOになる。

原料オリーブはアルベキーナ種。スペインの三大品種にこそ含まれていないが、ベスト10に入っているメジャーなものである。

では、味を見てみよう。

ルックスはやや緑のニュアンスを残した黄金色。フィルタリングはされているが、メッシュが粗いのか、かすかに澱が残っている。粘性はあまり感じられない、軽めなのかな。

香りは・・・ちょっとビミョー。澱が残っているから懸念はしていたんだが、ディフェットと言うほどではないにしろ、あまりいい香りではない。

奥底にあるのは松の実のようなこってり感と、熟したトマトのような甘酸っぱい香りである。いずれもオリーブオイルの香りの個性としてはアリなんだが・・・

口に含んでみると、いわゆる時間差攻撃型のオイルだと判る。軽い口当たりでありながら、油感が強くて、わずかな酸味がある油かなと思った頃に強い苦みが出てくる。これはポリフェノールの含有量が高いことを示しているし、苦すぎると言うほどでもないのでOK。

さらにそのあとから結構強めの辛みがやってくる。そして、この辛みは弱まりながらもしばらく続くのだ。

これは生で食べるとしたら合わせる料理を選びそうだ。肉料理にはちょっと弱いし、魚には香りがイマイチ合わない。野菜や粉ものには個性が強すぎるだろう。

と言うことで試してみたのは、フルーツを使ったヨーグルトサラダの仕上げに一回し。これはまぁいける。旨かったぜ。




チャートバランスはこんな感じ。評点方式では54点。正直、以前のものに比べると一段落ちる。価格が高くなってるのは円安だから仕方ないだろう。やっぱり同じグレードで比較すると、現在でもスペインのオイルはイタリア産に一歩譲るんだな。

まぁ、値段から考えればこれでも充分以上だろう。2年連続のヨーロッパでのオリーブの不作を考えると頑張っている方だ。正直、イタリアからの輸入原価は今季30%くらい値上がりしている上に、品質はぎりぎりキープできてるかどうかってラインだ。今回は厳しい評価に終わったが、それでもボスコや味の素のエクストラバージンよりは数段上だしな。






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。



家庭学習の決定版!インターネット学習塾ショウイン【小学生中学生主要5科目対応】







            

食品偽装にならないニセモノ

 J-CASTニュースで、偽エクストラバージンの話題がアップされていた。オリーブオイルのエントリはカロリーを抑える必要性から最近ちょっとご無沙汰だったが、こういうニュースが流れたら一言言わずにいられないのがおれのチャームポイントだ。(笑)

J-CASTニュース(元の記事)
J-CASTニュース(ウェブ魚拓:元記事が消えていたらこっちで。)

で、何を言いたいのかと言うと、相変わらず日本のマスコミは事実の報道とセンセーショナリズムによるミスディレクションの玉石混淆っぷりが見事だなってことだ。

報道内容についてはリンクの記事を見てもらうとして、俺にも言わせろ的にエントリを作ってみたい。

まずは日本で売っているエクストラバージンに国際規格に合わないものが非常に多いというのは事実だ。俺自身以前から気になっていたが、スーパーで買い物する人の大半は中身なんか気にせずお値段で判断しているように見受けられる。

日本では食用グレードのオリーブオイルは食用オリーブ油1グレードなので、食用油の基準に合ってさえいればエクストラバージンという名称は商品名としての価値しかない。だから国際規格にあっていない「なんちゃってエクストラバージン」が跋扈しているのだ。

ただ、IOC(International Olympic Comittie ではなくInternational Oliveoil Council)の規定はほとんどが地中海とその近隣諸国でのものになるので、かつてアメリカでも同じような問題が発生した。現在でもアメリカのオリーブオイル規格はヨーロッパに比べるとアバウトなようではあるが。


で、IOC規格によるとオリーブオイルは全部で8グレードに分かれている。

物理的に搾油して一切の化学的処理を行っていないもの3グレード
1:エクストラバージン
2:バージン
3:ランパンテ(食用不可)

物理的に搾油した品質の悪いオイル(おもにランパンテ)に化学的処理を行って精製し、食用に適合させたもの。
4:精製オリーブオイル
5:精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルのブレンドオイル

オイルを絞った後の果実に、化学処理を施して搾油した二番絞りのオイル。
6:ワックス分の残ったサンサ(ポマース)
7:精製サンサ(精製ポマース)
8:
精製サンサとバージンオリーブオイルのブレンドオイル(食用ポマース)

以上だ。日本で食用とされるものは1・5・8だが、味がしないだけで4と7も食品としての基準には達している。3と6は精製前の油で食用には不適だ。あと、2は食用可能かどうかは日本と国際規格との間に差があるのでケースバイケースってことだな。味は悪くないことが多い。

一方、二番絞りのサンサはIOC規格ではオリーブオイルと称してはならないことになっている。だからボトルに pomace (英語)
sansa (イタリア語など)の表記があったら化学搾油の二番絞りオイルだってことだと認識しておけばいい。でも、日本の食品衛生法上はオリオ・ノヴェッロ(いわゆるヌーヴォー、その年の新油)のエクストラバージンも、化学搾油の二番絞りにバージンオイルで風味づけした食用サンサも、同じ「食用オリーブ油」なので、ラベルにはそのように表記しなければならない。

スペイン産の食用サンサ(ポマース)の安いものなら5L入りで3,000円くらい、オリオ・ノヴェッロの高価なものなら500mlで1万円くらいする。まぁ、一般的なノヴェッロなら2,500円くらいでおいしいものがあるけどね。これだけの価格差があるんだから、当然中身はぜんぜん別物だと思うのが自然だし、「偽エクストラバージン」などと騒ぐこともないとは思う。


さて、次の問題はセンセーショナリズムだ。本物のエクストラバージン以外では健康効果がほとんどないと言った指摘があるが、これはちょっと大げさだろう。オリーブオイルの健康効果にはいくつかの要因がある。

1:ポリフェノールやビタミンEに起因する抗酸化作用
2:オレイン酸に起因する血中コレステロールの改善作用や便秘の改善作用
3:オレオカンタールの抗炎症作用に起因する心臓病の予防効果

1はエクストラバージンが有利なのは確かだ。しかし、2はベースオイルの脂肪酸組成に起因するものなのでぶっちゃけ食用に適さないくらい品質の悪いものであっても、基本的に差はない。そして3だがオレオカンタールはエクストラバージンに多く含まれるものの、刺激成分なので多すぎると辛くて食いにくいオイルになってしまう。また、健康に寄与するためには少量を長期間食べる必要があるので、醤油と同じくらいの頻度と期間使い続けないとイマイチ意味がないだろう。

ってことで、健康効果については横に置いといても問題ないと思う。やっぱり重要なのは旨いか不味いかってことに尽きるだろう。


エクストラバージンが活きるのは生で食べる時である。加熱するなら上の8分類で5番にあたる、日本で言うところのピュアオイルで十分だし、揚げ物に使うにはさらに下の品質の8番のポマスオイルが最適だ。

オリーブオイルから得られる脂肪酸以外のメリットはオイルではなくその不純物に多く含まれているが、一方で揚げ物に使うとその成分が焦げて悪い味を出してしまう。それを防ぐにはオイルの温度を低めに保つのが好ましいのだが、そうすると料理によっては不味い出来上がりになる。

その点土台が化学抽出のポマスオイルは旨味成分である不純物が少ないので焦げにくく、さらに発煙点も高いのでドカンと温度を上げた揚げ物が楽しめる。200度くらいなら全然へっちゃらだぜ。ただし生では食べない方が良い。おなかを壊すことはないがとっても不味い。w


さらに記事の中には明らかに問題のすり替えもある。低級の植物油に植物エキスで風味付けを行う手口が書いてあるが、例えばサンサオイルにバージンオイルを混合する場合は問題ないが、オリーブを原料としない油脂や植物エキスを使ったものに「食用オリーブ油」と表示することは「食用植物油脂品質表示基準」に反する違法行為だ。だからこれは食品偽装にあたる問題なのだ。

また、「
架空の生産者の名前やそれらしいブランド名をつけたりといった手口で販売」だが、輸入食料品については原産国と輸入販売者が明記されていれば外国語のラベルに意味はなく、責任は品質表示ラベルに記載された日本の業者にある。

こうした元来違法行為にあたるものまでもまとめて論じるのは、逆の意味で特定のオリーブオイルに何らかの箔付けを行うためのステルスマーケティングだと疑われても仕方のないところだ。

さらにおいしいけれど日持ちしないというのは事実だが、それも程度問題だ。フレッシュジュースと同様という表現はよく聞くが、じゃあオリーブオイルをコップに200ml注いで氷でも入れて一気飲みできるのかって話になる。がんばれば飲めなくもないだろうがたぶん二度とオリーブオイルなんて見たくなくなるだろうし、その日の摂取カロリーはそれで終わりになるぜ。約1,638kcalだ。

エクストラバージンの日持ちは、取れた果実をすぐに水洗いして破砕、遠心分離をかけて瓶詰したものだと、本当においしいのは日本に届いて3〜4か月ってところだろうか。だからたいていの場合6〜8か月の賞味期限を設定してある。

しかし、同じようにフィルタをかけてないオイルであっても種抜きをしてから破砕、金属板をゆっくり回転させながらペーストの中を通し、金属板にくっついた油分だけを取り出す自然滴下法の一種、シノレア・ラパッネリ法で作ったものだと一年近くは味が変わらない。

また、そうした方法に適さないオリーブの品種も少なくない。オリーブを絞ってから数か月ステンレスタンクの中で味を落ち着かせる作業が必要なものも少なくないのだ。そうしてしっかりフィルタリングされたエクストラバージンは変質しにくく18か月の賞味期限の間は問題なく食べられる。よくノンフィルタは高級品でフィルタードは安物のような宣伝文句を聞くがそんなことはない。それは単なる個性であってどっちがいいというレベルのものじゃないのだ。

ただ、産地で食べるのならそうなのだが、日本で食べるってことになると一か月以上の船旅をしてくるので、ノンフィルタのものにはちょっと厳しい面もある。基本、空調設備のないドライコンテナで運ばれてくるので変質してしまうリスクはノンフィルターの方が高くなる。もちろん高価なオリオ・ノヴェッロで、エアコンテナで運ばれてくる奴は別だぜ。



さて、ではニセモノのエクストラバージンを掴まされないようにするにはどうしたら良いか、いくつかのポイントをあげておこう。

1:ペットボトルはダメ、ガラス遮光瓶か缶入りのものを選ぶ。
これはIOC規格と言うよりイタリアの基準なのだがエクストラバージンの容器は100ml・250ml・500ml・750ml・1Lのガラス瓶か1L・3L・5Lの缶入りと定められている。したがってペットボトルや陶製のデザイン容器入りのものはエクストラバージンとは認められない。また、透明瓶は禁止されているわけではないが、かなりの高確率でオイルの劣化が見られる。ただし、スペイン産に良くみられる「透明瓶を紙箱に入れたもの」は問題ない。

2:最初のうちはイタリア産を買う。
これは品質管理の問題だ。スペインが世界最大のオリーブオイル生産国だが品質管理はあまりよくない。もちろんきちんと努力している農園もあるが、そのレベルのばらつきはまだまだだな。ギリシャやアメリカにもオリーブオイルの美味しいのはあるが、好みのものが見つかるまでテイスティングしてゆくってのはもはや道楽の世界だと思う。←お前が言うなと言う突込みは禁止。w

3:目安は500ml入りで1500円〜3000円。
もちろんおいしいオイルの中にはもっと安いのもあるしもっと高いのも腐るほどある。しかし、コスパ的に見てはずれが少ないのはこの価格帯だ。

4:日本の製油メーカーのものは避ける。
日本の製油メーカーから出ているオリーブオイルは・・・衛生的な品質管理は問題ないと思うが、ぶっちゃけ不味い。製油メーカーが買い付けてきたものも同様だ。ある程度オリーブオイルに慣れてきたらトルコやチュニジア、パレスチナ産のオイルにチャレンジするようなつもりで自分の好みのものを探してみるのは悪くないと思う。ギャンブルを楽しめるぜ。

ま、この辺を押さえておけば7割ぐらいの確率でまともなものを手にできると思う。



そうそう、余談だがオリーブオイルソムリエと言う民間資格は日本オリーブオイルソムリエ協会の登録商標だったんだな。俺はAISO-Japan(イタリアオリーブオイルソムリエ協会日本支部)で勉強したので、オリーブオイルソムリエと言う商標登録された資格じゃなく Sommelier dell'Olio ってことになるみたいだ。

なお、イタリアオリーブオイルソムリエ協会では炒め物でも天ぷらでもエクストラバージンを推奨しており、上で述べたピュアオイルやポマスオイルの利用は俺個人の意見なのでここで断っておこう。

ディプロマはクリックで別窓拡大する。



ま、そんなものはどうでもいいわけで、旨いオイルを見つけて人に伝えられればそれで十分だと思う。いまじゃ仕事で使う機会もなくなったしねぇ・・・orz







にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。








今日の二十四節季 10月23日 霜降 (そうこう)
「つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也」


今日の七十二候 10月23日 霜始降
(そうしこう / しもふりはじめる)




            

Kirkland Signature Toscano IGP

ブログ仲間の松の憂いさんが、名古屋にできたコストコでイタリア産オリーブオイルを買ってきて下さった。正直コストコだからあまり期待してなかった(買って来てもらってこの言い草、松さんごめんなさい。m(_ _;)m)のだが、届いたブツを見てびっくり

画像はクリックで別窓拡大する。


英語表記のラベルであるのはアメリカ本社のコストコブランドのオイルだから仕方ないとして、オリーブ果実の収穫時期、そしてトスカーナ州産であることも明記してある。




さらには誇らしげに輝くIGPマーク。英語版だからPGIマークってことになるのかな。EUの農産牧畜品の生産地域と品質を保証する制度の一つだ。上位にはDOPと言うのがあるものの、イタリアでは生産地域の指定を広く取るために、あえてIGP指定に落として指定を受けたトスカーノIGPだけが唯一のIGP指定のオリーブオイルである。

トスカーノIGPの指定要件は

  • トスカーナ州の畑で収穫されたオリーブの実のみを使用すること。
  • 31種類の指定品種(品種リスト省略)を単独または混成で使用すること。全量の5%未満であることを条件にトスカーナ州産の別の品種の使用も認める。
  • オイルの抽出はトスカーナ州内のみで行うこと。
  • 果実の収穫は木からのみ行うこと(落果したものは使ってはならない。)
  • 収穫は現地組合の定めた期間内にのみ行い、それ以外の期間に採果されたものは使用してはならない。
  • オリーブ果実の事前処理について、常温の水のみを使用した洗浄を行い、それ以外のいかなる処理も禁止する。
  • 抽出においては果実の品質的特徴を損なわないことを保証することのできる物理的・機械的過程のみにて行わなければならない。
  • 酸度などについて以下の基準値を満たさなければならない。
    • 酸度0.6%以下
    • 含有弱酸性物質:法定値以下
    • 過酸化物:16mEq/kg以下
  • 脂肪酸組成など化学的組成について以下の基準値を満たさなければならない。
    • パルミチン酸:8-14%
    • パルミトレイン酸:0.5-1.5%
    • ステアリン酸:1.1-3.0%
    • オレイン酸:73-83%
    • リノール酸:9%以下
    • リノレン酸:0.9%以下
    • アラキジン酸:0.6%以下
    • エイコセン酸:0.4%以下
    • 総ポリフェノール:60mg/kg以上
    • トコフェロール:40mg/kg以上


となっている。簡単に言えばエクストラバージンの指定要件をさらに厳しくしたと言えばいいだろう。


このランクのオイルがなぜ安売り量販スーパーのコストコに!?

ぶっちゃけ食品スーパーでよく見るBoscoブランドの上級オイルに全く同じトスカーノIGPの指定を受けたものがあるが、このオイルと似たようなレベルの値段で容量は1/4の250mlだぜ。




さらに、トスカーノIGPはトレーサビリティを保証している。ボトルの首に巻かれたこの個別記号をトスカーノIGP管理組合のサイトで検索すると果実を収穫した農園まで判るようになっているのだ。

イタリア語だが興味のある人は⇒このサイトでトレースしてみるのも一興だろう。"LA TRACCIABILITA'"と書かれた検索窓にボトルサイズとIDコードを入れて検索すると別窓で結果が出てくるようになっている。

それによると、このオイルはトスカーナ州グロッセート県にあるOL.MA.オリーブ栽培農園組合が組合員の農場から果実を集めて、組合の工場で瓶詰、包装までを行ったとある。搾油に関しては、果実の洗果・破砕作業までを含めてやはり組合員の15〜6の工場で行ったようだ。

果実を採った農園は・・・山のように出てくる。(笑)


さて、前置きのお勉強が長くなったが、いつものお味見といこう。

グラスに移してみるときれいな黄色をしている。収穫からおよそ一年が経っているので緑色は失われたのだろう。フィルタリングはしっかりしているようだし遮光瓶に入っているから、鮮烈な香りは期待できないが味はまだまだOKだと思う。

香りを見てみると予想通り熟したオリーブの果実香とナッツのような濃い脂の香り、それにアーティチョークをイメージさせる香り、さらには薬草のような香りが感じられた。おそらく新しいころには思い切り青臭かった部分がこの薬草のような香りに変化したのだと思う。

しかし、決して不快な香りではなく個性と言って問題はない。

口に含んでみると、かなり刺激的だ。こってりした油に辛味と苦みが同時にやってきて油感を一気に押し流してくれる。バランス的には油感が弱く感じるぐらい苦みが強い。

辛さは一過性だが、苦みはじんわりとくる。これは肉料理向けだな。

チャートバランスはこんな感じ。



評点方式では66点と、合格レベルではあるものの中級クラスと言う評価になってしまった。しかし、これは各要素の評価点を合計した結果であり、その上バランスの悪さが災いしたという部分もあると思う。自分で評価した点数とは言え、実際にはもうちょっといい点が付いてもよかったのじゃないかなと言う印象だ。


と言うことでお値段は1リットル瓶で消費税込1,378円。普段目にする中で一番多いサイズの500ml瓶あたりで換算すると689円。

普通のエクストラバージンとしても安価だが、IGP指定を受けていることを考え合わせれば超格安オイルと言っていいと思う。

極端な話、BoscoのトスカーノIGPの代わりにこのオイルを買うためだけにコストコの会費を支払ったとしたら、一年に一本買うだけでほぼ会費の元が取れる勘定になる。

←Amazonで売っているBoscoのこの商品を1リットル分4本購入すると5,580円、今回紹介したオイルは1,378円だから、差額は4,202円。

コストコの年会費は税込4,200円だからまだ僅かながらお釣りが出るってことになる。(笑)


苦味の強いオイルだけに好みは分かれるだろうが、この苦味はトスカーナ州のオイルの特徴でもあるので、好みに合うのならお勧めしたいところだな。






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。











            

ARBOSANA 〜California Olive Ranch〜

今回紹介するのは楽天ブログ時代に一度紹介したことのあるアメリカの搾油所の製品だ。

その時はイタリアで言うノヴェッロ、つまりそのシーズンの最初に採れた新油だったので値段も高かったが味も抜群に良かった。

今回のはブログ仲間の松の憂いさんから、アメリカの健康食品・サプリの通販サイトiHerbで送料無料のキャンペーンやってるよって教えて頂いたのですぐに購入してみたのが昨日届いたと言うわけだ。

松の憂いさんのミリオンアクセスを軽く超えてる超人気サイト「やさしい時間を」はこちら。


搾油所の名前はCalifornia olive ranch、カリフォルニアのオリーブ牧場ってことだな。きっとカウボーイならぬオリーブボーイがいるんだろう・・・なんか怪しげなお兄さんのようでちょっと気持ち悪い。w

閑話休題・・・

画像はクリックで別窓拡大する。


グラスに入れて光にかざしてみると、結構きらめき感のある美しい黄緑色だ。濃度はやや弱く、さらっとした感じの油だが、この季節の事だからこれで普通なのかもしれない。

封を切った瞬間、グラスに移す前から若草を刈った時のような香りが広がった。かなり若い果実を使っているのだろう。

グラスを手のひらで温めてみると結構オリーブの果実香もあるのだが、それでも押しの強い若草の香りが前面に出てくる。

口に含んでみると爽やかな甘味と軽い苦み、期待した以上だが香りの割に辛味が来ないなと思っていたらかなり遅れてやってきた。しかししつこい辛さではなく、強い辛さではあるもののさっぱりくっきりとしていて、おそらく野菜にでもよく合う味だろう。

チャートバランスはこんな感じ。



評点方式では72点の優れたオイルと言う結果になった。

使われている品種はスペインの主力品種であるアルベキーナの近縁種であるアルボサーナ種。そのままオイルの商品名にもなっている。単一品種なので個性もはっきり出ていて面白い。

そこでふと思いついて、上で述べた新油のテイスティングシートを引っ張り出してみた。楽天ブログのエントリは失われたが、こう言う時は紙媒体の元データが重宝する。

新油の時は同じ品種のノンフィルタだったので、それに伴って変化する部分はあるものの、味の特性や香りの表現はほぼ同じことを書いている。俺のテイスティングスキルも捨てたもんじゃなさそうだなとニヤけてみたり。^^;

それでもノンフィルタで大量の織が沈んでいた新油はこいつに比べるとはるかに強い味だったようだ。特に苦みとコクは比べ物にならない。そういう意味で今回のこのオイルは青臭さの割にコクがないと感じる人もいるだろう。

それでも贅沢言っちゃいけない。充分普通以上のレベルのオイルだし、ヨーロッパ、それもイタリア産の物に比べても引けを取らない。しかも値段はトルコ産どころか味の素のオリーブオイル並みの価格なのだ。

500ml遮光瓶入りで価格は8.87ドル、880〜890円ぐらいだ。なんとメーカー直販サイトの約半額。(@@; →メーカー直販サイト

この値段は、iHerbの本部と搾油所が同じカリフォルニア州にあるからかなって松の憂いさんと話していたのだが、むしろ大量仕入れ大量販売によるスケールメリットが原因のように思える。


そこで、ちょっと宣伝。^^;




一週間ほど前から、左側のバーにiHerbへのリンクが置いてあるが、このオイルはここで購入した。普段ならアメリカからの取り寄せは、重いものだと運賃がバカにならないので注文しないのだが、佐川急便を指定すると60ドル以上購入の場合8月31日 7月31日 注文分まで送料が無料になるサービスをやっている。(知らない間に期間が延長されてた。ラッキー♪)60ドルに満たない注文でも送料4ドル固定なので超お買い得だ。国際航空便だぜ。

で、このチャンスを逃す手はないと買い込んだわけだ。もちろん味を見てOKだったので追加注文もしておいた。(笑) 俺はオイルとあと少ししか買わなかったが、このサイトは恐ろしいほどの種類のサプリなどを置いてるので60ドルなんてあっという間だろう。

アメリカではフィルタリングされたオリーブオイルの賞味期限を27か月に設定しているらしい。ノンフィルタの新油は9か月だったかな。イタリアではそれぞれ18か月の6か月だったと記憶している。このオイルは2012年11月の搾油なので、イタリア式の厳しい賞味期限を取ったとしても2014年5月までの賞味期限になるからまとめ買いしても良いだろうと・・・

と言うことで、買おうかなって人は↓このバナー↓を使ってくれ。左の物とは違って、直接オリーブオイルのページに飛ぶ。


アフィリにもなってるから俺も少し得をするのだが、初めて注文する人は40ドル以上の購入で10ドルの値引き、それ以下であっても5ドル値引きしてくれるので、使わない手はないと思う。また、この値引きは期間限定ではなくいつでも使えるのでいつでも使ってくれ。一度購入するとその人にも紹介コードが発行されるので、同じように初めての人に紹介してあげることもできる。




宣伝はこんなものにしておこう。w

と言う事で、バランス的に優れた新油とは異なり、このオイルの場合合わせる料理を選んだほうがより美味しく食べられるだろう。

一番のお勧めはインサラータ・カプレーゼ。とっても有名なモツァレラチーズとトマトとバジルのサラダである。こいつにぶっかけてわしわしと食べたい。あと魚介類の冷製にも良いだろう。全般的に冷たく冷やした料理に合うオイルだと思う。






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。











            

Dorian Lakonia

ギリシャには立派な木があるそうだ。

画像はクリックで別窓拡大する。


ということで、今回はカミさんの実家近くにあるスーパーでたまたま見かけたギリシャのオイルを紹介しよう。多分そこそこのスーパーならどこでも売ってるんじゃないかな。

250mlで898円、スーパーで買うものとしては安くない。調べたらネット通販では送料別750円前後で売っていた。微妙な設定だと思う。


今回紹介するオイルはギリシャの南端ペロポネソス半島にあるカラマタと言う町で作られたもので、原料のオリーブもこの町で採れ摘果後24時間以内に搾油したと日本語で書いてある。デモチベーターにあるイタキ島ではない。この島は同じくイオニア海に面してはいるがカラマタよりはかなり北にあるのだ。

イタリアのエクストラバージンだと平均的な作られ方と言えるだろうが、比較的雑な作り方の多いギリシャでこれは案外期待できるのかもしれない。




瓶に貼られたラベルは日本のインポーターが作らせたものだった。と言うのもラベルに明記してある Dorian Lakonia と言うのは生産者であるラコニア農業協同組合の地産ブランドなのだが、オリジナルは750ml透明瓶・1Lペットボトル・3L缶・5L缶しか作っていないのだ。だから日本向けに250mlガラス遮光瓶を造らせたのだろうと思う。

日本のインポーターのオリーブオイルに対する見識の高さが感じられてちょっとうれしい。


一方、ちょっと引っかかることもあった。

上に書いた通り、生産者はラコニア農協である。このラコニア県はスパルタを県都とする自治体なのだが、先にオリーブの生産地と搾油地として示されたカラマタはメッシニア県の県都なのだ。

まぁ、この二つの県は隣接しているので細かいことは気にしないほうが良いのかもしれない。(笑)

前置きが長くなったが味見といこう。

グラスに移してみると緑のニュアンスを伴った黄金色、コロネイキ種は果実の成熟にばらつきが出やすい品種なので単一品種からの搾油であるこのオイルにもその影響が出ているのだろうと思う。

濃度は十分だ。この季節なのにどろり濃厚と言っていいレベルである。
※判る人だけ笑ってくれ、検索してもいいけど・・・


この季節なのでグラスをそのまま嗅いでみたところ、オリーブ油らしい香りが弱めに感じられただけだった。なのでいつも通り少し掌で温めてみる。

やはりメインはオリーブの果実香だが、温めてみるとスパイシーな香りが際立ってきた。これは結構来るかなってイメージだ。

口に含んでみてその期待は裏切られなかった。ナッツのようなコクと弱めのオリーブの味に加えて最初から強めの辛みがやってくる。唐辛子系の辛みに近い、それもレッドチリじゃなくてグリーンチリの、喉の奥からやってくるような辛味だ。

この辛みは最初から油味が引いた後まで残るこのオイルを特徴づける味だった。

全体としては弱い油なので評点方式では67点の並レベル、チャートバランスはこんな感じだ。


それでもこの個性は捨てがたい。鶏肉とキャベツなど甘みのある野菜をソテーして、皿に取り分けてからこのオイルを掛けるとかなりおいしそうに思う。

せっかくのギリシャ産なのだから、もう少し手軽な価格だとありがたいんだがな。






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。











            

GRÃO MESTRE

metalrainbowさんからプロフでリクエストもされたし、久しぶりにオリーブオイルの紹介。

今回のは珍しくポルトガルのオイルだ。商品名もポルトガル語なので、Aの上に~が付いた文字は環境によっては文字化けしたり表示されなかったりするかも。

ポルトガルは地中海に面していないので、どの程度のものが作られているのかちょっと楽しみ。

いや、楽天ブログ時代に一回だけ楽天で買ったポルトガル産のものがあったが、普通に美味しかったもののちょっと高価だったと言う記憶が・・・確か500mlで2500円ぐらいだったかな、イタリア産の高級オイル並みの値段だったのでそれ以来買っていない。正確なところはテイスティングノートを漁ってみなくちゃだが。

地中海に面していないせいもあるのか、ポルトガルのオリーブ栽培はスペイン国境地帯に集中している。今回のオイルの会社もスペインはマドリードから真西の国境沿いにあるようだ。

5年ぐらい前の情報になるが、ポルトガルのオリーブオイルの製造設備は非常に老朽化している上、古臭い技術で作られており、栽培されている畑についても灌漑されているのは農地面積の5%に満たないとされている。ただ、その5年前の段階で政府が近代化の優先課題として取り組む姿勢を見せているとあるので、改善された部分もあるのかな。

オイルの名前はグラン・メーストリ、グランドマスターと言う意味だ。メーカーはペナジーチェス社と言うらしい。


では、味見といこう。

輸入者が付けた日本語のラベルを見るとガレガ種・コルドヴィル種・ピカル種を使っていると書いてある。ガレガはガレガ・ヴルガル種のことだろう、ポルトガルでの栽培面積の80%を占める超主力品種だ。コルドヴィルはコルドヴィル・デ・セルパ種、これもポルトガルでは主要栽培品種である。で、ピカル種ってのはスペインの主力品種ピクアル種のことだと思われる。


画像はクリックで別窓拡大する。



グラスに遷すと見事なまでの濃度と黄金色の美しいオイルだ。ただ、フィルタリングが甘いせいか輝くような透明さってのはない。

香りはねっとりした油の香りと、鼻の奥に響く刺激のある柑橘系のような香りが入り混じったものだ。オリーブの果実香が少ないように感じるのはピクアル種の比率が低いためだと思われる。

口に含んでみるとオイルの甘さに驚かされる。また、後追いでやってくる辛さもなかなか強烈だ。まるで東南アジアの料理のように甘くて刺激的な辛みのあるフレーバーだ。

チャートバランスはこんな感じ。



評点方式では73点と優れたオリーブオイルの分類になった。


このオイルは魚料理に合わせてみたい。蒸した白身魚をやはり蒸したブロッコリやパプリカ、ズッキーニなどの上に載せて、このオイルをどばどばと。w 塩は適量、ハーブやスパイスは不要だと思うが、好みで足しても悪くないだろう。使うならローズマリーかセージってところかな。

今回ははずれをつかんだら怖いので割高だったが250ml入り650円のものを求めてきた。750ml入りで1200〜1300円くらいのお買い得パターンもあるので、今度は大きいほうを買おう。






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。











            

MIRA

ダイハツの軽自動車ではない。有名なナポリの会社が造るオリーブオイルである。

まぁ有名とは言え、よほどイタリアに興味のある人以外ナポリがイタリアのどこにあるかなんてのは知らない方が普通だと思う。よくブーツの形に例えられるイタリア半島だが、爪先側の足首の上あたりにある南部イタリアの観光地だ。地図で言うとイタリア半島の向かって左側、ティレニア海に面した側である。

余談だが、イタリアは地中海に突き出した半島であるため、イタリア半島そのものが地中海を区切ることによっていくつかの海が構成されている。ちょうど日本列島が太平洋の一部を日本海として切り取っているのと同じ感じだな。

日本が太平洋・日本海・東シナ海・オホーツク海に囲まれているように、イタリアはティレニア海・アドリア海・イオニア海・リグリア海に囲まれている。ティレニア海はイタリア半島の南西側、アドリア海は北東側だ。有名なベネツィアはアドリア海に面した潟である。イオニア海はギリシャとの間の海、ギリシャを挟んでエーゲ海の西隣だ。リグリア海はヨーロッパ大陸側のリヴィエラが面している海である。


地理のお勉強が長くなった。(笑) 本題に戻ろう。この会社、ヴェスヴィオ国立公園のすぐ外側に位置している。あのポンペイの惨事をもたらした火山だけにちょっと怖いイメージもあるが、第二次世界大戦中の噴火を最後に現在火山活動は収まっていると言う。


では味見といこう。

グラスに移すと非常に透明度が高いことがわかる。しっかりフィルターをかけて保存に適した状態にしてあるようだ。

色は緑色のニュアンスを含んだ黄金色。気温が高くなってきた今でもしっかりした濃度が感じられる。

画像はクリックで別窓拡大する。


香りは普通の強さだが、はっきりとしたオリーブの果実香と青唐辛子のような刺激のある香りがする。また、果実香は青臭いとも取れるさわやか系ではなく、油系のこってりしたコクのある果実イメージのほうだ。

口に含んでみるとしっかりしたボディ、ナッツのようなこってりした油感と同時に強い苦味と辛味がやってくる。アーモンド、カルドン、ペペロンチーノの雰囲気だな。

おそらくよく熟した果実とまだ青いものとをブレンドしているのだろう。味に繊細さはないが、よくバランスさせたブレンドの妙を感じさせるオイルだと思う。

また、油単体で味を見た場合、口の中に残る余韻が長いのでサラダなどに掛けた場合、水っぽさに負けないで味をキープしてくれる働きもあるだろう。

チャートバランスはこんな感じ。


あまりいいチャートとは言えないが、チャートのイメージより実際のほうが好ましいタイプだな。評点方式では71点と、ぎりぎり優秀なオイルの範疇に滑り込んだ。

さて、このオイルの写真を見て「どこかで見たことがあるな」と思った人もおられるのではないだろうか。

上の写真をよく見るとラベルの下のほうにぼかしが入っている。写真をクリックしただけではぼかしごと拡大するが、このぼかし部分をクリックするとぼかしが外れて拡大するので見てみてくれ。


そう、このオイル、あのお安いファミレスのサイゼリヤが店舗で提供し販売もしているエクストラバージンなのだ。

お値段は500ml入りで819円とかなりお買い得。しかも味レベルはスーパーで売られているようなものより遥かに高品質といえる。

サイゼリヤブランドではなく、よく見ると

Selected by Saizeriya

となっている。サイゼリヤのバイヤーさんがお手ごろで品質の高いオイルを作ってるフラントイオ(搾製油所)を見つけて、工場ごと購入しているのだろう。

味の特徴から、合わせるなら肉料理がいいと思う。サイゼリヤに行くとドリンクバーの近くにこのオイルの封を切ったものが置いてあるので、肉料理なんかを頼んだ際にはかけてみて味を確認するのもオススメかも。

意外なところに意外な商品が転がってるもんだなと感心したりしなかったり。(笑)






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。











            

Granoro BIO

さて、今回はまだ円高ユーロ安の時に輸入されてまだお買い得価格で店頭に並んでいた有機栽培認証を取ったエクストラバージンである。

EU共通規格と日本の有機JAS認証を取っているホンモノのビオロジコだ。

産地はアドリア海に面したイタリア半島のかかと部分にあるプーリア州バーリ県コムーネ・コラートである。オリーブ栽培の盛んなプーリア州にあってバーリ県もかなり高品質な製品が期待できる産地と言えよう。

さて、今回のオイルの使用品種はラベルに書いてなかったが、全体的なイメージとしてはプーリア州のオイルに見られる癖が少ないように思えた。

グラスに移したときにまず意外だったのが濃い黄金色だったことだ。バーリ県の品種はコラティーナ種オリアローラ・バレーゼ種が中心である。

コラティーナ種は大変緑色が強く、比較的若い段階で果実を摘むので、この色からするとオリアローラ・バレーゼ種かとも思えるが、それにしても黄金色が強すぎるような気がする。もしかすると地元のマイナー品種がブレンドされているのかも知れない。

完全なフィルタリングを施されたのであろう、透明度は非常に高かった。

画像はクリックで別窓拡大する。


香りはやや弱い。コラティーナ種だとむせるような強い香りがあるのだが、このオイルの場合オリーブの果実香が鼻をくすぐる程度で、非常に上品な物と言っていい。

口に含んでみて品種がオリアローラ・バレーゼであろうことに確信を持った。爽やかで軽やかな苦味があり、あとから微かな辛味が追いかけてくる、オイルのコクはしっかりあるのだが、この控えめな苦みが洗い流してくれるせいで非常にさっぱりしたオイルであると言う印象を強くした。

しかもかなり熟してからの収穫なのだろう、だから酸化を抑えるためにフィルタリングをしっかり施したのだと思える。

チャート評価はこんな感じ。


評点方式では81点で滑り込みながら非常に優れたオイルと評価できた。

これで750ml、1,690円はかなりお買い得と言えるだろう。調べてみたところこのGranoro社は著名なパスタメーカーで日本にもかなり入っているようだ。だからパスタを輸入する際にオリーブオイルを同じコンテナに詰めることで海上運賃を節約できているのかもしれないな。

やはりパスタメーカーであるDe Cecco社のil Fruttatoが安価で美味しかったのも同じような理由なのだろう。もしオイルだけで輸入していたら価格は跳ねあがったのじゃないかと考えられる。

あと、内緒話にしておいた方が良いのかもしれないが、オリアローラ・バレーゼ種のメリットってのもある。まず絞った後の完熟期間が必要ないと言う事だ。通常オリーブオイルは絞った後ステンレスタンクに詰めて美味しくなるための期間を少々必要とするがこの品種のオイルは絞ってすぐ呑める。

また、この品種は含油率が非常に高く、重量比25%内外の搾油が可能なのだ。少ない品種になると15〜6%、平均的にも20〜22%なのに対して、この品種は効率が良いので安くできる側面があるのかもしれない。まぁ、この話はここだけにしておいてくれ。(笑)


で、このオイル、料理に合わせるとしたら・・・・流石はパスタメーカーの製品だ、パスタの仕上げやグリッシーニ、フォカッチャなどの粉モンに良く合うと思う。






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。











            

Costa d'Oro Fruttato

実に久しぶりと言うか、楽天ブログが閉鎖されてから初めてのオリーブオイルエントリじゃないかな。

結構気に入って書いていたシリーズだけに楽天の勝手で消されてしまった際、一番痛かったのはこのカテゴリだったんだよな。もちろん写真データやエントリの元になった評価記録は、一冊15ユーロ(だったかな?)もする「オリーブオイルのための官能分析ノートってやつに手書きで残ってるから、記録が失われたわけではない。それでも、ちょっと書く気になれなかったのだ。


それに、折から取引先を通じて比較的安価で美味しいオリーブオイルをケース買いで個人輸入していたので、新たな物を買うモチベーションが下がっていたってのもある。

本当は皆さんにもお分けしようかとも思ったんだが、ま、諸般の事情でそれは見送った。今度輸入する機会があったらこのブログでご案内しようかな。

1ケース500ml入りの瓶12本入りで12,000円+国内送料程度で何とかなると思う。(海上運賃と輸入通関費用は商品代金に含む)現在はちょっと円安だから微妙だが。ま、注文から3〜6ヶ月待てる人に限りって言う条件で。←売る気ね〜だろ。(笑)



と言う事で、再開第一弾と行こう。このオイルは上で紹介した個人輸入の物ではなく、たまたま町の商店で安価に売っていたので、衝動買いしたものだ。

写真はクリックで別窓拡大する。


ブランド名とイタリア製であること以外、フラントイオ(製油所・ブレンダー)もイタリアの販売会社も記載されていない、いたって安物輸入品といった風情の瓶。右下の「当社の品質は高い」とだけかかれたマークが、遠目にはDOPマークのようなイメージになっているのが物悲しい。(笑)

ま、唯一色つきの遮光瓶であることだけは評価できる。こう言った安価なオイルは小規模農家からステンレスタンクに詰めた状態で集めるか、トラックで果実を集荷に回ってから自社で搾油しているかのどちらかで、オリーブの品種や熟れ具合などは気にしていない場合が多い。

それでもオリーブオイルは農産品。こう言った中からでも美味しい物に出会えることはさほど珍しくない。特にイタリア製品だけはエクストラバージンと表記されていれば、それは法律の縛りによって一定の品質を保証されている。なので味見にチャレンジするってことになるのだ。


グラスに移してみると、かなり透明度の高いオイルだと判る。多分、機械的フィルタリングを何度かやって酸度が上がらないように配慮しているのだろう。ノンフィルタでボトリングするとエクストラバージンの条件を満たさない酸度に上がってしまう危険があると判断したのだと思う。

色はかなり濃厚な黄金色。品種にもよるが完熟系のオイルじゃないかな。

香りを見るとそれは裏付けられた。スパイシーでやや甘味を含んだ香り、ハーブと生アーモンドのようなニュアンスのあるオイルだ。


口に含んでみると、香りのイメージ通りしっかりとしたコク、強いボディが感じられるのに完熟系にありがちな酸化した味や腐敗臭に近い傷んだ果実の味など、油の味を阻害する要因はほとんど感じられない。

一方、香りのイメージとは裏腹にアーティチョークのような強い苦みがあり、それを唐辛子のような強い辛味が追いかけてくるオトナの味でもある。

ただ、苦味も辛味も、割合あっさりと口から消えてくれるので様々な料理に使えるだろう。また、フィルタリングがしっかりしているので、加熱しても悪くないかもしれない。

チャート評価はこんな感じ。


評点方式では75点の優れたオイルと言う評価になった。

これで500ml入り698円はかなりお買い得だろう。コスパで言えば、De Cecco の il Fruttato以来のヒットだと思う。

味の特性から、肉料理青魚に合わせてみたい。






にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ   ←ブログランキング(常設)への応援よろしくお願いします。











1

 

アクセス数

11月のアクセス数: 70,078 
10月のアクセス数: 75,830 
累計アクセス数:2,447,161 
2013年4月1日〜2017年11月30日 


プロフィール


 管 
  ⇒ twitter
  ⇒ facebook
  ⇒ Mastodon
  スピンオフサイト: 
俺と糖尿病の15年戦争 
2015-09-29更新 



にほんブログ村最新記事

おすすめコンテンツ


カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

最近のコメント 10件


健康向上♪

 送料無料! 

iHerb なんと$40以上の購入で
・アメリカから送料無料!
・購入金額の5%off!!

↑終了日未定早い者勝ち!!↑

このバナーからの初回注文は
最大25%OFF!

表示中のエントリー

カテゴリー一覧

月別記事庫

記事情報

最後に更新した日:2017/12/17

サイト内検索

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM